45 枝の力 ページ49
カミュ「おい、イレブン！枝が…！」
枝が眩く光りだし、祭壇と6つのオーブが見えた
シルビア「ちょっと…何よ今の！？アタシにも見えたわよ！」
ベロニカ「天空にたたずむ祭壇…あと、6つのオーブも見えたわね。」
セーニャ「お姉さま、もしや、あの祭壇に6つのオーブを捧げれば、命の大樹への道が開かれるということでは！？」
カミュ「すげぇ…！大樹への行き方が分かっちまった。これが、虹色の枝の力か、ここまで探し求めてきたかいがあったぜ。」
カミュ「今見たオーブって、こいつのことだよな…デルカダール城から盗んできたこいつに、そんな意味があったとは…！
俺には俺の使い道があったんだが、そう言う話なら、これはお前等にやるよ。大事に使ってくれよな。」
マルティナ「ロウ様、売らなくて正解でしたね。仮面武闘会でもらったそのオーブ。」
ロウ「うむ。危うく真の価値も知らず、路銀に変えるとこじゃったわい。さぁ、受け取るが良い。
祭壇のあった場所は、命の大樹の真下…おそらく、始祖の森と呼ばれる秘境じゃろう。
道は決まったな。残り4つのオーブを集め、始祖の森にある祭壇に捧げるのじゃ。」
セーニャ「残り4つのオーブ…でも、一体何処から探せば…？」
ベロニカ「オーブと言えば、子供の頃、海底に沈んだオーブがあるって聞いたけど。そんなの、雲を掴む話だしね…」
カミュ「兎に角、今は手がかりがない。世界中くまなく回って、情報を集める他無さそうだな。」
ロウ「世界中くまなく回るには、まず、ソルティコの町にある水門を抜け、外海へと出るのが良いじゃろう。」
ロウ「幸い、ソルティコの町には、ジエーゴと言う知り合いの領主がおる。わしが頼めば快く水門を開けてくれるじゃろうて。」
シルビア「…」
セーニャ「…？」
ロウ「よし、それではオーブ探しの旅に出るぞ！ウルノーガを倒すため、6つのオーブを手に入れ、命の大樹への道を開くのじゃ。」
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作者名：山ノ花禊(元リャナ) | 作成日時：2023年12月7日 15時
