32 出オチいか ページ36
大砲の音が耳に響く
カミュ「何だこの音は…？」
ホメロス「あれはダーハルーネの商船…？まさかあの船は…！」
クラーゴンは大砲の音に怯えて逃げていった。
すると、近くにダーハルーネの商船がやってきた。
ラハディオ「よかった…ご無事のようですね！あの魔物はこの辺りの海をよく荒らす事で有名な、クラーゴンなんです。」
あっ、あの時の失礼な人…！←
ヤヒム「お兄ちゃん！僕だよ！ヤヒムだよ！僕、声が出るようになったんだよ！」
ラハディオ「息子から全て聞きました。この子の声を取り戻してくださったのは、貴方達だったんですね。
息子が声を出せなくなってしまったのは、災いを呼ぶと言う勇者の呪いによるものだと、すっかり勘違いしていましたが…
息子から話を聞いて全て誤解だったとようやく分かりました。失礼な事をして申し訳ありません。」
ヤヒム「僕、この間町の外で、あのホメロスって言うおじさんが魔物と一緒に話してるのを見かけてね。」
おじさん…w見た目はお兄さんなのにw
ヤヒム「びっくりして声を上げたら、ホメロスのおじさんに捕まって魔法で喉を潰されちゃったんだ…｣
ラハディオ「悪魔の子と呼ばれている勇者が人を助け、正義で動いているはずのデルカダール王国が魔物と繋がっていた…
それが、何を意味するのかは分かりませんが、貴方達は私の息子の恩人です。どうか無事にお逃げください。」
ホメロス「…イレブン、タノっ！！」
イレブン「！？」
『私も…！？』
ホメロス「…イレブンよ聞こえているか！
貴様だけはいずれこの手で捕らえてみせる！精々その時まで怯えて暮らすがいい！
そしてタノ、この腕の傷いつか治しにこい！！！」
『塩かけます！！！』←
ホメロス「やめて！！！」←
カミュ「アンタもデルカダールに逆らった所為でこれから商業がやり辛くなるだろうけど、上手く立ち回ってくれよな。」
ラハディオ「はいっ！」
ヤヒム「ばいばーい！」
33 バーンデールフォン♩→←31 将軍その2、かなり弱め()
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作者名：山ノ花禊(元リャナ) | 作成日時：2023年12月7日 15時
