28 海の男コンテストとかいいんで ページ32
セーニャ「まぁ…！ちょっと見ない間に、町はすっかりコンテストの雰囲気ですわね！イレブン様！ほら！ご覧ください！」
シルビア「や〜ん！ロマンチックじゃない♪もうすぐ、あのステージの上にイイ男達が勢揃いするのね❤︎
ねぇ、貴方達。ヤヒムちゃんの顔も見たいし、さえずりのみつはアタシ達、女4人で届けて来るわね。」
『わっ、私は警戒されてるしいいよ…！』
シルビア「あらそう。あそれじゃあ、3人にはコンテストの場所取りをお願いするわね！イイ男がよく見える場所を取っておいてね♪」
イレブン「タノはいいの？ヤヒム君に会わなくて……？」
『怖がらせちゃうし…』
カミュ「…おい、2人共。あの男怪しくないか…？」
『私にはわからないなぁ…』
イレブン「！？あれって…」
？？？「…フッ。逃亡者は人混みに紛れるもの。このコンテストを利用し、貴様を炙り出そうと画策していたが、その必要はなかった様だ。」
『えっ胡散臭い』
？？？「まさか、人目も憚らず、堂々とコンテスト会場にやってくるとはな。」
カミュ「ヤツのあのヨロイ…まさか…！」
？？？「聞きたまえ！ダーハルーネの民よ！
ホメロス「私はデルカダール王の右腕、軍師ホメロス！そして…
あの者こそ、悪魔の子 イレブン！ユグノア王国を滅ぼした上、女の子を誘拐した災いを呼ぶ者だ！」
「悪魔の子…？」
「ユグノア王国を滅ぼしただって…？」
「誘拐…？」
『あの人まで誘拐って…』
カミュ「チッ…！逃げるぞ！イレブン！タノ！」
ホメロス「さぁ、忌まわしき悪魔の子 イレブンよ！大人しく我が手中に落ちるがいい！」
さらに胡散臭い…！
カミュ「おいおい、マジか……？」
イレブン「今の僕達ならどうにかなるかもしれない！行くよ！カミュ！タノ！」
カミュ「あぁ！」
『もっ、もちろんです！』
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作者名：山ノ花禊(元リャナ) | 作成日時：2023年12月7日 15時
