18 馬レースだ！ファーリス練習くらいしてこい ページ22
ベロニカ「この辺りかしら？」
セーニャ「はい。この辺りで間違いないですわ。」
サマディー王「えー…本日はお日柄もよく…」
歓声「ワァァァァァァ！！！！」
セーニャ「！？」
「キャーッ！！ファーリス様が来たわよー！！」
カミュ「おっ、あれがイレブンだな！」
「ファーリス様ー！！」
「キャーッ！！かっこいいー！！」
『名前だけでここまで盛り上がるなんて…』(引)
そしてイレブン(ファーリスに変装中)の隣には、あのシルビアもいた。
そして馬レースがスタート！
『かっ、各馬一系にスタート…！』
ベロニカ｢なんで競馬なのよ…｣
無事に優勝した！
イレブン視点
ファーリス「凄いぞイレブンさんっ！まさか優勝するとは思わなかったよ！君には馬術の才能があるな！
さぁ！代わってくれ！これからみんなの前に出ないといけない！今度は僕がウマに乗る番だ！
君のおかげで助かったよ。虹色の枝の件は僕がなんとかしよう。それじゃ、また後で。」
ファーリス王子「ふぅ、ここまでくれば大丈夫だろう。ありがとう、イレブンさん！君のおかげで面目を保てたよ。早速、虹色の枝のことだが…｣
勢いよく扉が開いた
シルビア「騎士の国のおぼっちゃん！さっきの走り、やるじゃない〜！アタシ、感動しちゃったわ〜！」
ファーリス王子「うぇぇ！？」
シルビア「なによぉ…ガッカリだわ。せっかくいいレースができたと思ったのに入れ替わってズルしてたのねぇ？」
ファーリス王子「なっなんだよ！貴方に何がわかるんだ？王子がウマに乗れないなんてバレたら、国民たちの期待を裏切ることになるんだぞ。
全員がイヤな気持ちにならない為に、こうしているだけだ！これで、全てが丸く治るんだから問題ないだろ？」
シルビア「ふ〜ん。そうかしら？勝てない勝負でも正々堂々と戦うのが騎士道ってものではなくて？」
ファーリス王子「黙れ！僕はこの国の王子だぞ！？流れの旅芸人が王子である僕に、騎士道を語るんじゃない！」
「王子様、失礼します」
ファーリスは僕を隠してしばらく話をしたあと、
僕に玉座の間へと来るよう言った
シルビア「アナタ、イレブンちゃんって言うのね？アナタの走り、とってもしびれたわ！また、どこかで会ったらよろしくね。」
19 あの親にしてあの子あり…？→←17 すっごくダサいよ王子…！
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作者名：山ノ花禊(元リャナ) | 作成日時：2023年12月7日 15時
