それでも君が好きなんだ。【さかうら】

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坂田side




病院につくともうみんな揃っていた。



まーしぃにセンラはもちろん、そらるさんやまふくんまで居た。




俺は改めて事の重大さに気づいた。




セ「今は手術しとるらしい。」




一緒にいたというそらるさんに話を聞くと、



横断歩道を渡っている最中に轢かれてしまった。



轢いた車の運転手は高齢者で、止まろうとしたがアクセルとブレーキを踏み間違えたらしい。




うらたさんはそらるさんをかばって轢かれてしまった。




という事だった。



そ「俺のせいでうらたさんは........。」




ま「そらるさんのせいじゃないですよ。」



坂「クソっ...」



長い沈黙が流れた。



しばらくしてからお医者さんが出てきた。




医「手術はとりあえず成功しました。」





全「「「はぁっ......。」」」




医「ですが....記憶をなくしている可能性が高いかと..。」




坂「え......。」



もしうらさんが俺のことを忘れていたら......?



そんなの無理だ。



今までの思い出が浮かんでくる。



うらさんの笑顔..。俺だけに見せてくれた表情。



もう見れないのか…。




医「とりあえずまだ麻酔がかかっているので、起きることはありませんが、目覚めたらお伝えしようと思います。」





医「それでは私はこれで失礼します。」




みんなでうらたさんの部屋へ行った。




うらたさんは静かに眠っていた。頭に包帯が巻かれていて、痛々しかった。



坂「うらさん......」





ま「記憶って…どれくらいなくしているんでしょうか..。」





そ「せめて俺らの事は覚えていてほしいな。」




うらさん.....。

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