よこやまふたご。2

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カメラマンさんの指示に従ってポーズをとっていく。綺麗な顔やなあ、なんて思いながらたつを見上げるとパチッと目が合った。


大｢なに、見とれとった？笑｣
『なっ…見とれてへんし！』
大｢嘘やん〜顔真っ赤やで？｣


人差し指で頬をつつかれる。うわぷにぷにや〜なんて言いながら私の頬をつつく。なんか少し癪に触るので私も負けじとたつの頬を引っ張る。


『めっちゃ伸びるやん…』
大｢ちょ、痛い痛い。笑｣
『たつがつつくからやで』


カシャリ、という音と共にカメラマンさんからオッケーです、と言われる。もしかして今の撮られてたんか。笑


｢はいAさん急いで着替えに行ってくださいね〜。次は錦戸さんとです｣
『はーい。じゃあね、たつ。また後で』


先程選んだ黄色の復古宮廷風ドレスを手に取る。髪の毛を少し弄られ、低めのシニヨンが完成した。え、めっちゃかわええ…。


｢はい完成です！錦戸さんもう入られてるんで行ってください！｣


スタッフさんにそう言われ、少し急いで向かう。そこには前髪を下ろしたどっくんがいて。たつとは違うタイプのタキシードを着ていた。


『どっくん！』
錦｢わっ、びっくりした…。笑
え！ドレスめっちゃかわいいやん！！｣


髪型すげえ！！って叫びながら私の周りをぐるぐる回るどっくん。子犬みたい。笑


『ちょ、ほらスタジオ入ろうや。笑』
錦｢もう入るん〜？あ、じゃあこれ持ってって！！｣


手渡されたのは向日葵のブーケ。行こ！って言って私の手を引いてスタジオへ入る。何この子めっちゃかわいい。今なら耳と尻尾が見える気がする。(？)


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錦｢大倉ドレスどんなんやった〜？｣
大｢んふ、見てからのお楽しみや。笑｣

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