よこやまふたご。2

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…よくよく考えるとラストはきみくんじゃないか。うっわ、まじかあ、。兄相手にウェディングドレス着らんといかんのか。めっちゃ恥ずいやん。

前を向くと既にスタジオにはいっているきみくん。真っ白な肌に黒のタキシードが良く似合うこと。さすが我が兄。笑


『きーみくん』
横｢うっわびっくりした！！…おぉ。｣
『えっ、何その反応。可愛い可愛い妹がウェディングドレス着てんねんで、もう少し反応してくれてもええんとちゃう？？なあ？？』
横｢あーはいはい、似合ってんで｣
『もうちょっと興味持って』


少しムッとしたのできみくんの手を引いてセットの中へ入る。なんか言うとるけど知らん知らん。笑 …よくよく考えてみればきみくんとこんな風に手を繋ぐんも久々かもしれへん。堪能しとこ。笑


『あ、せや。きみくんさー、黒のウェディングドレスの意味知っとる？』
横｢いや知らへんけど。意味とかあるんか｣
『え〜知らんの〜？黒のウェディングドレスにはな、”あなたの色以外に染まらない”っていう意味あるらしいで。因みに白は”あなたの色に染まる”っていう意味ね』


”ま、受け売りなんやけど”と呟いてきみくんの方を見てみるとあらまぁお顔が紅く染まりかけてる。


横｢…なんかそれ聞いたら恥ずかしくなってきたわ｣
『えっそんなつもり無かったんやけど…。まあええわ、ほら早よ撮ってもらお。』


そこからは先程と同じように淡々と進んでいく。違うことと言えばカメラマンさんの後ろにメンバーが勢揃いしていることやろうな。あいつら着替えもせんとなにしてんの？？


｢もーちょっと顔近づけてくれる？あ、そうそう！そんな感じ！！｣


カメラマンさんからの要望で後ろから抱き顔を出していたきみくんに顔を近づける。すると後ろの野次から要らん言葉が飛んできた。


渋｢ちゅーう｣
横｢えっ｣
大｢ちゅーう｣
『おい待て』
安｢ちゅーう｣
『え、章ちゃん！？』


まさかの事態。すばるくんが言い出しそれがメンバーに感染して、まさかのスタッフさんにまで煽られている。


横｢せ、せえへんからな！！！｣
『私らんキスは高いんやで！？(？)』
横｢せや！！！｣


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村｢あいつらよおあんなこと恥ずかしさもなくできるよな｣
渋｢前々から思っとったけどあいつら地味に距離可笑しいねん。…ちょっと煽ってみるか｣

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