お前らそんなに俺のキスが欲しいんだ？【ONEPIECE】 (ページ9)

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〝道化師の体は正直〟ページ9

夜が明けると、風呂に入らせ飯も食わせた。昨夜のことが離れないのかズット恥ずかしそうに顔を逸らさせるし口付けを落とすと真っ赤になる。ウブなガキで可愛いがそろそろ親父の元に返さないとヤバいので俺は昨夜の如くエースを船付近まで送った。

ｴｽ「.....A....

んっ、//」

触れる程度の口付けが。

ｴｽ「ま、た....お前のとこ行きたい...っ...」

『あァいつでも来い』

頭を撫で額に口付けを落とすと、エースは嬉しそうにはにかんだ。

『またなエース。海賊ライフ楽しめよ』

ｴｽ「うんっ....」

コイツが船に戻るまで見送ろうとするが、一向に俺から離れようとせず寧ろ手を握ってくる。

ｴｽ「離れたくねぇ....もっとAに触られてたいっ...」

耳まで赤く染めて俯く。握ってきたエースの手を握り返す。

『ダメだ』

ｴｽ「ぇ.....

っ！！//」

『ンなカワイイこと言われたらマジでお前を壊したくなる』

ｴｽ「〜〜！！//♡♡」ﾄﾞｸﾝｯ

『ほら行け、お前の帰る場所へ。親父と仲間が待ってるだろ？』

ｴｽ「.....あぁ，，

またなA，絶対....またスグ会うからな！」ﾆｯ

コチラへ手を振りながらエースは帰る場所へと。

姿は見えなくなった。アァ....この瞬間が一番キライ。

一人になった瞬間、憎いアイツらを思い出す。この手で殺したく殺したくて仕方が無くなる。同時に、俺は一人なんだと実感してしまうんだ。ココロが傷んで痛んで冷たい深海の中で一人，沈んだような心地になる。寒くて体が震えて一々ガキみてぇに泣いてしまいそうになる。

だが唯一、人と性交をしている間だけは忘れさせてくれる。俺は一人じゃない，俺は求められてる，俺は愛を与えられている，と。

その愛が偽物の愛だとしても。俺には充分だ。一人じゃなければいい。

~~俺は醜いのだろうか。~~

今日も、俺は誰かと性交する。俺にはソレしかない。

どうか許して。俺に愛を与えてくれ。

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＿＿＿ハートの海賊団:ポーラータング号。

「ｯｯ！？、

ビッックリしたァ....」

『悪ィ』

＊Aは寂しさを紛らわせる為、いつものよう誰かの元へと向かう。

Aはハートの海賊団の船員コラソンの元へと瞬間移動した。コラソンは倉庫にて食材の在庫確認をしていた。