お前らその女の手の平の上で転がされて遊ばれて翻弄されてるって事にいい加減気付いた方がいいよ，【AU】 (ページ49)

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＊＿＿ハツコイ，〝murder〟，ページ49

あの日，アイツと初めて会った，

『あ、あの〜....』

パピルスと話をしていた所をあの女は邪魔してきた，

引き攣った顔を浮かべ恐る恐る俺に話し掛けてきた，

『さ、さっきから誰と話をしてらっしゃるんですか...？貴方の周りには誰も見当たらないのですが....

あ、あぁいえアノ，変だとは思っていませんよｯ?!私だってたまに空気に話し掛けたりしますしｯ，，純粋に貴方が目に入っちゃったので話し掛けようと.....，』

うるせェ，耳に響く声，

俺は振り返りソイツを殺そうとした，

「っ...」

殺せなかった，自分の体が硬直したのが分かった，

ソイツを一目眼球に入れただけで俺の体は動かなくなった，

ソイツから目を離せなかった，

『っ...え、えっと，不快に思われたなら本当にすみません，，』

ジッと見つめるオレに怯えた様子で声は震えていた，顔は少し青ざめている，一歩また一歩と後ずさっていく，

そんなソイツがカワイイと思った，

目を離せなかった，

目を惹かれていた，

『...っ...えっと...あの...』

後ずさったというのにまたオレに近寄る，

次は俺の目の前へと来た，

『つ、使って下さい，顔や服に汚れが着いていますから，，返さなくて大丈夫です，そのまま捨てちゃって下さい，』

そう言うとソイツはハンカチを手渡してきた，

引き攣った笑みを浮かべ手渡してきた，

その面持ちにオレは目を惹かれ続ける，

「.....アァ，」

『っ！....』

オレが受け取るとソイツは見るからに嬉しそうにした，

分かりやすいと思った，

カワイイと思った，

『，，で、ではまた...っ！あのｯホントにそのまま捨てちゃって大丈夫ですのでっ！』

そう言うとソイツはオレの前から姿を消した，

「，，」

オレは受け取ったハンカチを見つめる，

オレの頭ん中，心情は一瞬でアイツで埋まった，

オレだけのモノにしたい，

そのオモイだけがオレを埋め尽くす，

オレは先程アイツが浮かべたエミを思い浮かべる，

「，，」ｽｩ

アイツから受け取ったハンカチの匂いをオレの身体中に巡らせた，

その瞬間，オレの体はシビレタ，

立てなくなる程にシビレタ，キモチイイ，

オレは何度も何度もハンカチの匂いをアイツの匂いを身体中にメグラセタ，