“俺と先生” inym (ページ4)

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大ちゃんと知念から離れて山ちゃんを捜索中！

山ちゃんどこにいるかな～

裕「あ！伊野ちゃん！やま見なかった？」

「俺も今探してんだけど、中島先生といると思ってたけど、バラバラだっの？」

裕「いや、一緒に居たんだけど俺がトイレ行ってる時にいなくなってて、やまメイド服のまんまだし」

「は！なんで！」

裕「理事長がそっちの方が学校の宣伝にもなるとか言って」

いや、確かにSNSにあげてる人も多かったし、バズってるぽいし。でもあんな可愛い子1人で歩かせたら危険すぎる。

裕「しかも、やまにいつもセクハラしてる山中も居ないみたいで」

「とりあえずさがそ！人気ない場所とか」

裕「写真部だ。１ヶ月前ぐらいに山中に部室の鍵貸した」

「鍵コピーしてるかもってこと？」

裕「とりあえず行ってみよ」

4階の写真部まで階段を駆け上がった。

写真部の近くに着いた瞬間。

『裕翔くん！伊野尾ちゃん！助けて！』

その瞬間裕翔先生がドアを勢いよくぶっ飛ばした。

「山ちゃん！」

裕「なに、やまに触ってんの」

俺の怒りと中島先生の強烈な怒りを見て山中はだいぶ圧倒されていて弱々しく逃げていこうとしていた。

裕「逃げんな。」

裕「伊野ちゃんやまのことよろしく。」

裕翔先生は山中を引きずって出ていった。

「やまちゃん！」

『伊野尾ちゃん』

メイド服は乱れていて涙でいっぱいな顔の山ちゃん。

「ごめんね。来るの遅かったよね」

『ち、ちがうの俺が裕翔くんの言うこと破って。裕翔くん怒ってる』

裕翔先生が山ちゃんに対して怒ってると思ってる山ちゃん。めちゃくちゃ泣いちゃってるし

「大丈夫だよ。一緒に謝ろ。山中になんもされてない？」

『キスされた』

あの親父絶対許さない。

『伊野尾ちゃん？』

俺が怖い顔をしてたらしく山ちゃんが心配そうに見つめてきた。

「なんでもないよ。」

『おれね、伊野尾ちゃんのことが好きだったの。』

「え」

『キモいよね(笑)しかも山中先生に襲われちゃって。でも伝えなきゃと思っただけだから、忘れて』

急なことすぎて頭が追いついてない。
山ちゃんが俺のことを好き？そんな、夢な話ある？

『ごめんね、じゃあ助けてくれてありがとう』

待って

立ち去ろうとする山ちゃんの腕を掴んで自分の方に抱き寄せた。