Oh my brother!【R.N】 (ページ7)

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・〈side REN〉ページ7

世間は日曜日でも、俺たちのアイドルにはそんなもん関係ない。

今日も今日とて、最大級の笑顔を振り撒きながら仕事して、クタクタになりながら楽屋に戻る。

「あ゛ーーーー疲れた…」

「疲れてる場合じゃないでしょ廉！早く帰らないと！」

「わかってるて…でもいややーーー」

「新しいお父さんと、お姉ちゃんとお兄ちゃんだっけ？一気に大家族じゃん！楽しみだねー！どんな人かなぁ！？」

「お前…他人事と思って…」

「だって、もう決まったことでしょ？いい方に考えないと！

あとお姉ちゃんって、俺たちのこと知ってるかなぁ？もしかして俺たちのファンだったりして！」

「…おかんからは、姉になる人はジャニーズとか全く興味ない人らしいって聞いてるからそれはないんちゃう。

てか家にファンとかおったらそれこそダルいわ。家族になる言われても、紙切れ一枚の話で血も繋がってないし。

…それより、一緒に住まなあかんってのがほんまにいや！！せっかく一人で気軽に暮らしてたのに…！！」

「まぁでも二人っきりってわけじゃないんでしょ？お母さんたちもいるし、わいわい楽しいかもじゃん！家事もしてくれるし、ごはんも作ってくれるし、最近痩せてきた廉のこと考えたら、俺はやっぱり安心するよ。」

家事はそら助かし、心配してくれてたんは有難いけど…やっぱり一人の気軽さを考えたら、自分でやる方がマシや。

チラリと時計を見ると、そろそろ出ないと約束の時間に間に合わんぐらい。

はぁ…ほんま憂鬱。