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ページ20

「あの…

Aさん。」





「!

は、はいっ?」





今日のところはと佳奈さんと廉くんが帰り支度を始めて、みんなで玄関まで向かっている時。





後ろからひっそりと声をかけられた。






「Aさんって、呼んでもいいですか?

…なんか、お姉ちゃんとか…まだ恥ずかしくて。」





「う、うん!全然大丈夫!!好きに呼んで!「おい!」でも「なぁ!」でも、何でも…!




…えと……これからよろしくね…。




廉、くん。」






「はい。」






神さまが直々に作ったんじゃないかなってぐらい、綺麗な顔。






漫画みたいに綺麗に口角を上げて、微笑んでくれる彼。





そこから最後の挨拶もしたはずだけど、もうそんなの断片的にしか頭に残ってない。






体がふわふわしてるような感覚のまま、自分の部屋に戻る。






「『お姉ちゃん』……くぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!



あかん、鼻血出る…!」






たった一言、『お姉ちゃん』ってゆうワードだけでこのダメージなのに、私これから無事に生きていけるの…?





砕けた腰が元に戻るまで、暫くドアにもたれかかったまま、放心状態になってしまった。

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ながちぇ担ティアラ - すごい面白いです! 更新楽しみにしてます!! (2020年4月26日 3時) (レス) id: b4d5e7e24c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すん | 作成日時:2019年8月30日 12時

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