Oh my brother!【R.N】 (ページ2)

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東京駅に着き、電車を検索しようとスマホを取り出すと、彼氏からのメッセージ。

『東口のコンビニ』

『え？』

『早く来ねーと帰っちまうぞー』

なんと！サプライズでお迎えが！！さすが私の彼氏！！

『斗真さまー！！今すぐ行きます！！』

そう返信して、彼の待つ東口へ急いだ。

待ち合わせの場所に行けば、黒いセダンにもたれかかっている見慣れたシルエット。

「斗真！」

「おー、お帰りジャニオタ～」

「ちょっと、おっきい声でやめてよ！

お迎え来てくれたん？めっちゃ嬉しい～ありがとう～～！」

そう言って思いっきりハグすれば、逞しい腕で抱きしめ返してくれる。

「お、関西弁残ってんな笑

楽しかったか？」

「ちょーーー楽しかった！！てかめちゃくちゃ神席だったんだけど！」

「ほぉほぉ。積もる話もあるだろーけど、とりあえず車のろーか。」

そう宥めた斗真は、興奮冷めやらぬ私の頭を一撫でして、私のトランクを後部座席に積んだ。

「今日もグッズ買ったの？」

「あったりまえじゃん！今年はTシャツもあったからさ、それも買ったんだ～」

「…そのTシャツ実家で着んの？」

「まさか。斗真んちの部屋着になりまーす」

「やっぱり笑てか、まだお父さんたちに言わねーの？ジャニオタになりましたって。毎回CDとか俺の住所に送りつけるわ、グッズも全部俺んちに飾るわ、マジで悲惨なんだけど？」

「今まであんだけジャニーズに興味ありませんって顔してたのに、アラサーになってハマりましたなんて言えないよ！大毅になんかバレたら恥ずかしくてもう召使いにできないじゃん」

「バレる云々じゃなくて召使いをやめてやれよ笑」

「あの子は私の召使いとして生まれたんだから、しょーがないよ」

「マジで大毅かわいそう…笑
あ、明日仕事終わったらそのままお前んち行けばいいの？」

「あー、うん。そーみたい。
なんなんだろーね、お父さん。斗真にまで聞いてほしい話があるって。」

「…俺はお父さんにAの彼氏として認めてもらえてるみたいで、嬉しいけど。

…でも話って…再婚とかじゃねーのかな？」

「…え！？

いやいやまさか…」

「でももしそうなったら、俺たちの同棲の話もしやすくなるじゃん。
大毅は大阪で就職したから、あの家はお前とお父さんしかいないんだし。」

「…まぁ、そーだけど…」