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涼介｢んまそ！………イチゴ？｣
箱の中身を覗いた涼介くんが、キラキラの瞳をこちらに向けた。
A｢うん、可愛いでしょ？見た目で買っちゃった｣
嬉しそうな涼介くんが、真っ白な歯を覗かせて笑う。
涼介｢俺イチゴ大好きなんだよね。ありがと、食っていい？｣
明日香｢ふふ、…………召し上がれ｣
答えるのとほぼ同時にタルトにパクついた涼介くんを見て、可愛いなあ……なんて。
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涼介｢欲しいの？｣
A｢え？｣
涼介｢………………食う？｣
私の視線に気付いた涼介くんが、一口サイズに切り分けたタルトをこちらに向けた。
明日香｢ううん、平気。涼介くんが頑張ったご褒美なんだから涼介くんが食べないと｣
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涼介｢まーじ？本当にいいの？
…………ご褒美かあ、｣
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小さく呟いた涼介くんが、あっという間に最後の一口を口に放り込んだ。
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涼介｢あーうま。……ごちそうさま、ありがとう｣
綺麗に完食した涼介くんが、満足そうに手を合わせる。
明日香｢いえいえ。喜んでもらえて良かった｣
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涼介｢……………ねえ、｣
空っぽになった箱を畳もうと伸ばした私の手が、しっとりとした涼介くんの手に抑えられた。
反射的に上げた視線、何か物言いたげな彼の瞳と見つめ合うこと数秒。
涼介｢…………｣
A｢、｣
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目を伏せて綺麗な顔を傾けて。
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状況を理解する間もなくふわりと優しく重なった涼介くんの唇から、
ふわりとイチゴの香りが漂った。
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夢美 - すっごいおもしろいですよ！大変だと思いますけど無理しない程度に更新頑張ってくださいませ！凄くこのお話大好きデス！ (2017年5月22日 22時) (
レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPっ子 - 私的にいのちゃんと付き合ってもしいなぁ〜(・o・)これからも頑張って下さい！ (2017年1月14日 21時) (レス) id: f317dd3713 (このIDを非表示/違反報告)
咲密 - お話の作りがお上手で大好きです! (2017年1月14日 20時) (レス) id: 3a74ab0a8d (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - この小説大好きです！！これからもがんばってください！！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: ed0e5b805a (このIDを非表示/違反報告)
蘭蘭蘭世 - ちゆうさん» ほんとですか！！やった〜(*^^*)嬉しいです！ (2016年12月21日 23時) (レス) id: e905434a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆう | 作成日時：2016年11月23日 20時
