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Ryosuke side.
侑李｢…………は？｣
文化祭の準備中、面倒臭そうに看板のペンキ塗りをしていた知念が顔を上げた。
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涼介｢いや、だからさ……
あ、大ちゃん。オレンジのペンキない｣
大貴｢おい、俺をパシるな、俺を｣
文句を言いながらもよっこいしょ、と重そうに立ち上がった大ちゃんを見送った知念が、冷めた視線を俺に寄越す。
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侑李｢……彼氏いるか聞けなかったって｣
侑李｢バカなの？涼介｣
涼介｢おい、バカとか言うなよ｣
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肝心なところが聞けなくて、下手くそに誤魔化してさ。
俺だって情けないっつの。
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侑李｢だって、カレー好き？って……そんな誤魔化し方、｣
呆れたように溜め息をつく知念に、俺は少し得意気になって口を開いた。
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涼介｢でもね、｣
涼介｢Aちゃんの連絡先ゲットした｣
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涼介｢…………来る？文化祭｣
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A｢え！…………いいの？行きたい、｣
探るように問いかけた俺に、大きな瞳を更に見開いて。
嬉しそうに笑うから、釣られて俺まで笑顔になるんだよ。
涼介｢もちろん。
昼前くらいには俺も休憩入れると思うから迎え行くよ｣
涼介｢連絡先。教えて？｣
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涼介｢ほんと可愛いの。目ぇキラキラさせて｣
思い出してまた、頬が緩む。
侑李｢あ、そ。良かったね｣
大貴｢ペンキ！ペンキ持ってきた！！｣
侑李｢もー……遅いよ、｣
気だるげに大ちゃんに文句を言った知念が、また看板の色塗りに取り掛かる。
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涼介｢…………へへ。頑張ろ｣
俺はと言うと、
携帯のディスプレイに表示された“Aちゃん”の文字に
更にやる気を向上させた。
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夢美 - すっごいおもしろいですよ！大変だと思いますけど無理しない程度に更新頑張ってくださいませ！凄くこのお話大好きデス！ (2017年5月22日 22時) (
レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPっ子 - 私的にいのちゃんと付き合ってもしいなぁ〜(・o・)これからも頑張って下さい！ (2017年1月14日 21時) (レス) id: f317dd3713 (このIDを非表示/違反報告)
咲密 - お話の作りがお上手で大好きです! (2017年1月14日 20時) (レス) id: 3a74ab0a8d (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - この小説大好きです！！これからもがんばってください！！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: ed0e5b805a (このIDを非表示/違反報告)
蘭蘭蘭世 - ちゆうさん» ほんとですか！！やった〜(*^^*)嬉しいです！ (2016年12月21日 23時) (レス) id: e905434a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆう | 作成日時：2016年11月23日 20時
