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Ryosuke side.
知念たちと別れて家に帰った俺は、そのまま部屋のベッドへダイブ。
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涼介「………………」
おもむろに鞄からスマホを取り出し、鳴るはずのないそれを見つめる。
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圭人「家庭教師のお姉さん、
彼氏とか………いないの?」
涼介「……………………え?」
大ちゃんの家で、圭人が口にした小さな疑問が
あれから俺の思考の9割を占めていた。
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涼介「…………知らない」
Aちゃんの連絡先も、Aちゃんに彼氏がいるのかどうかも
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涼介「………………何も知らねえ、俺」
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そう考えたら、今まで何となく浮き足立っていた自分が急に馬鹿らしくなった。
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それもそうだ、俺は“高校生”で、Aちゃんは“大学生”
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Aちゃんは“先生”で、俺は“生徒”
家庭教師だからと、ほぼ毎日のように勉強に付き合ってくれているAちゃんの
一番近くにいるのは俺だと、とんでもない勘違いをしていたけど。
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涼介「なんか………めっちゃ遠い」
たった2つの歳の差なんて大したことないって思ってた
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涼介「でけぇなー、なんか」
でも、そのたった2つの歳の差は俺が思うよりも何倍も大きくて、
膨らみかけていたその気持ちは簡単に自信をなくした。
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夢美 - すっごいおもしろいですよ!大変だと思いますけど無理しない程度に更新頑張ってくださいませ!凄くこのお話大好きデス! (2017年5月22日 22時) (レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPっ子 - 私的にいのちゃんと付き合ってもしいなぁ〜(・o・)これからも頑張って下さい! (2017年1月14日 21時) (レス) id: f317dd3713 (このIDを非表示/違反報告)
咲密 - お話の作りがお上手で大好きです! (2017年1月14日 20時) (レス) id: 3a74ab0a8d (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - この小説大好きです!!これからもがんばってください!! (2016年12月28日 21時) (レス) id: ed0e5b805a (このIDを非表示/違反報告)
蘭蘭蘭世 - ちゆうさん» ほんとですか!!やった〜(*^^*)嬉しいです! (2016年12月21日 23時) (レス) id: e905434a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゆう | 作成日時:2016年11月23日 20時