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12( R ) ページ12

Ryosuke side.









侑李「…………で?」







コトリ、とオレンジジュースをテーブルに置いた知念が、興味のなさそうに俺を見た。









.









涼介「で…………、って?」






意味が分からず聞き返すと、呆れたように彼の口を出たため息。









侑李「家庭教師。



付くようになってから、休みの日も毎日勉強勉強って言ってたのに……」







侑李「いきなり遊ぼうとか、その家庭教師と何かあったとしか思えないんだけど」








テーブルに頬杖を付いて、それとも何、飽きたの?なんて






.







涼介「……………飽きるわけ、」





ないじゃんね。






.






涼介「Aちゃんが教えてくれんの超分かり易くて、模試の結果も順調だしさ」








何より、Aちゃんが英語を教えてくれるようになってから、勉強がスゲー楽しいんだ。






.






大貴「…………じゃあ、どうしたんだよ?」






痺れを切らしたように大ちゃんが口を挟む。









.









涼介「Aちゃんさ、模試がうまくいったご褒美にケーキ買ってきてくれたんだわ、イチゴのやつ。



ご褒美くれなんて、俺半分ジョーダンのつもりだったのに」








話しながら、思わず頬が緩む。







目キラッキラさせながらあんなの渡されたらさ、当たり前に嬉しいし









.









.









涼介「そりゃあ可愛くて………




キスもしちゃうわ」









独り言のようにぽつりと零すと、それまで黙って聞いていた知念の瞳が僅かに開いて、








圭人「キ…………ッ」





大貴「キスぅ!?!?」






涼介「うるさいよ、お前たち」






頬を赤く染めた圭人と、目が飛び出そうなほど大きく見開いた大ちゃんが声を上げた。






.






大貴「だ、って、キスってお前………!」



圭人「あ、」



涼介「思うより先に体が動いてたっていうか」



圭人「あ!あの、さ、」






.






涼介「……………………………………え?」









普段あまり大きな声を出さない圭人が、下がり気味の眉をこれ以上無いほどに下げて






俺が全く考えてなかったことを口にした。







.









.









.








圭人「その………家庭教師のお姉さん、




彼氏とか……いないの?」







.

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夢美 - すっごいおもしろいですよ!大変だと思いますけど無理しない程度に更新頑張ってくださいませ!凄くこのお話大好きデス! (2017年5月22日 22時) (レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPっ子 - 私的にいのちゃんと付き合ってもしいなぁ〜(・o・)これからも頑張って下さい! (2017年1月14日 21時) (レス) id: f317dd3713 (このIDを非表示/違反報告)
咲密 - お話の作りがお上手で大好きです! (2017年1月14日 20時) (レス) id: 3a74ab0a8d (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - この小説大好きです!!これからもがんばってください!! (2016年12月28日 21時) (レス) id: ed0e5b805a (このIDを非表示/違反報告)
蘭蘭蘭世 - ちゆうさん» ほんとですか!!やった〜(*^^*)嬉しいです! (2016年12月21日 23時) (レス) id: e905434a85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゆう | 作成日時:2016年11月23日 20時

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