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A｢………家庭教師、｣
ノートに英文をつらつらと書き綴っていた私は、
幼馴染みの慧ちゃんが連れてきた、お友達の八乙女くんの発した言葉に顔を上げた。
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光｢そ、……俺ん家の近所のガキが今年受験でさ、英語が必須科目なのにメチャクチャな訳よ。でも俺歴史系しか分かんなくて｣
慧｢俺も光に相談受けたんだけど基本理数だし。
んで、英語が得意なAに助けを求めに来たわけです｣
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理由を説明する八乙女くんに、横から口を挟む慧ちゃん。
2人の話に、シャーペンを置いて耳を傾ける。
光｢アイツどうしてもここ受けたいらしくてさ〜！力になってやりたいんだよ。
Aちゃん！頼む！｣
両手を顔の前に合わせて頼み込んでくる八乙女くんに、どうしたらいいのか分からずオロオロ。
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いきなり受験生の家庭教師なんて、そんな……
A｢人に教えるのとか、あんまりした事ないし……｣
慧｢だーいじょぶだよ、Aの英語のノート超キレーだし｣
渋る私に、慧ちゃんが意味の分からない励ましをしてくれるけど。
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慧｢それにA、教師になりたいんでしょ？家庭教師だけど練習だと思ってさ。
光の事助けてやってよ｣
こんな困ってる光レアだよー？面白いじゃん、なんて八乙女くんを指さしながらケラケラ笑ってる慧ちゃんだけど、
本当は助けてあげたいんだろうな。
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………まあ、確かに将来は教師になりたいと思ってる。
練習だと思って、か。
今家庭教師として人に教えることは、将来にすごく役に立つことだと思う。
…………八乙女くん、困ってるし。
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ふう、とひとつ息をついて
ぎゅっと目を瞑った八乙女くんに向き直る。
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A｢私で良ければ……やらせて下さい｣
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夢美 - すっごいおもしろいですよ！大変だと思いますけど無理しない程度に更新頑張ってくださいませ！凄くこのお話大好きデス！ (2017年5月22日 22時) (
レス) id: 547aff41c6 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPっ子 - 私的にいのちゃんと付き合ってもしいなぁ〜(・o・)これからも頑張って下さい！ (2017年1月14日 21時) (レス) id: f317dd3713 (このIDを非表示/違反報告)
咲密 - お話の作りがお上手で大好きです! (2017年1月14日 20時) (レス) id: 3a74ab0a8d (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - この小説大好きです！！これからもがんばってください！！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: ed0e5b805a (このIDを非表示/違反報告)
蘭蘭蘭世 - ちゆうさん» ほんとですか！！やった〜(*^^*)嬉しいです！ (2016年12月21日 23時) (レス) id: e905434a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆう | 作成日時：2016年11月23日 20時
