10 ページ12
奏歌side
あの後、桃夢先輩は一緒に昼食をとる人がいたらしく屋上から去っていった。多分私と同じクラスにもいる、他のメンバーさんたちなんだろうけど...
居るならそもそも来んなよセンパイ。←
それから私たち姉妹は座って弁当を広げ、食べ始める。
私たちの中で沈黙が流れているけど、私は姉さんが隣にいるだけで幸せだ。
真鈴「.........」
ん?沈黙...?
姉さん、何か考え事してる?なら私も!
奏歌『...(やっぱ姉さんの作った弁当は美味しいな。
明日からは多分彩乃ちゃんと昼食とる事になるだろうけど...姉さん、寂しくないかな?
寂しがってる姉さんも見たいけど!!)』←
(あまりデレない姉(推し)にデレて欲しい限界ヲタク妹)
そんな事を考えていると、姉さんは友達ができたか聞いてくる。
彩乃ちゃんのこと、言っておいた方が絶対良いよね...
奏歌『此処に来る前に止められて...彩乃ちゃんっていう友達ができたよ。
明日からは多分彼女と昼食をとると思うんだけど、良いかな?』
この際だからさ?
デレ見たいデレ見たいデレ見たい←
そう思うも、姉さんからは斜め上の返答が。
真鈴「そっか。なら今のうちに仲良くなっといてね」
姉さんはそう言って微笑み、それに加えて頭を撫でてもくれたのだ。
は?待って、え??今日もしや私の命.日?
推しから珍しく微笑みを貰えて、更には頭撫で撫で、だと?
は?我の推しマジで尊すぎんか!?死.ねる。(思考ガチでパンク中)
こんなに推しにkind(カインド-親切に)して貰えてるのにも関わらず、何も返さないとかは失礼すぎる!!と思い、取り敢えず笑顔を返した。
ねぇ待って、ホントに姉さんが尊すぎる。
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ