試合に向けて ページ35
俺が驚いたような反応を見せると向こうは受けた勝負は断らない、とのことだ。
直哉「ありがとうございます。では日程の方は2日後に。ええ、なにぶん急な日程であるのは承知しています。我々には時間がありませんので。それで試合の内容ですが、5対5の殲滅戦でお願いしたい。」
試合内容、そして日程を伝えると、向こうから改めて承諾の返事が帰ってくる。
直哉「ありがとうございます。お互いにいい試合を行いましょう。」
そういい、電話を切った。
直哉「まさかな。強豪が受けてくれるとはな。」
正直に言って可能性が低いものであった。今年、復活したばかりの学校との練習試合など、どこが受けてくれるのだと。
だが、これは思わぬ収穫だ。
全国大会の常連校、『聖グロリアーナ女学院』と組めたのだから。
聖グロリアーナ女学院は文字通りのお嬢様学校だ。優雅にお淑やかに紅茶を嗜む貴族風な学校だ。そのレベルは戦車の中で紅茶を嗜むほどらしい。おそらく戦車も履修者も大洗とは比べものにならんだろう。
するとまた携帯(Galaxyの最新版)に電話が。
担任「また鳴ったぞ!」
直哉「はい。月詠です。練習試合を受けてくれるんですか?!」
まさかの思わぬ収穫かぁ………
直哉「ええ。では日程は3日後に。失礼します。」
担任「おそらく、勝てはしないだろう。だが、問題は皆がこの試合をどのように糧にしてくれるかだ。」
直哉「そうですね。」
まさかのプラウダか。
良い腕慣らしだな。
俺は後日伝えるために密かにスターゲイザーとヒルドルブを使い、訓練を積んだ。
翌日
椿「装填速度が遅い!速く!」
忍「すみません!」
私は今、スパルタで全員を指導してます。実は昨日、お兄ちゃんがポルシェティーガを発見した時にモーター等を魔改造したんだよね。それで河嶋先輩が怒ってたっけ?麻子ちゃんに練習試合でもあったら叩き起こしてくれと言われたんだ。
ちょうど切りの良かったところでなぜか河嶋の集合の声が響く。そこにはお兄ちゃんの姿もあった。
皆が集まったのを確認するようにお兄ちゃんが視線を回すと、口を開いた。
直哉「突然のことで申し訳ないが、明日親善試合を行うこととなった。」
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作者名:竈門政宗 | 作成日時:2021年10月5日 8時