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07.消された真相？ ページ7
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津川「佐藤は独自で��ある組織��のことについて調べていた。何か情報を掴んだ矢先、アイツは殺された。」
「ある組織って……」
津川「謎に包まれた巨大な組織。俺がわかるのは組織のカラーが黒だということだけだ。何でも佐藤は公安の………」
公、安？
その言葉を聞いた瞬間
変な汗が背中を伝った気がした。
ハッという表情をした津川さんが
何でもないと口を開く。
津川「まあ、運動部上がりのお嬢ちゃんが関わる話じゃない。納得したんならこの話はさっさと忘れろ。」
ポンっと私の肩に手を置くと、言葉を続けた。
津川「ここは運動部みたいにただ対象者を取材するわけじゃない。ボケっとしてると命に関わる。捜査一課担当の記者としての自覚がないなら即刻本社に送り返すからな。」
まあ、頑張れや。
なんて、津川さんはフッと微笑んで今度こそ手をヒラヒラさせて行ってしまった。
どうせなら本社へ送り返してください、なんて。
「言えるわけないけど……」
移動させられた理由がどうであれ
その配属先での仕事が雑用であれ
目の前の仕事を全うする。
どうやら今の私には��頑張る��という選択肢しかないみたい。
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作者名：ぺんぎん | 作成日時：2018年5月22日 17時
