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「テテ、今日は電車でお出かけしよっか」
TH「でんしゃ！？」
まだ眠そうにぱちぱちと瞬きをしていたテヒョンも、電車と聞いてパッと目を輝かせる。
だから早くお着替えしてね、と言えば、うんっとタンスからライオンの絵がついたトレーナーを引っ張り出してきて。
TH「まま！ててもうおきがえおわったよ！」
「ほんと？…あれ、ライオンさん背中にいっちゃってるよ」
TH「あれ？ほんとだぁ、ひひっ」
急ぎすぎて前後ろ逆に着てしまったテヒョンに笑っていると、テーブルの上に置いた携帯が震えて、そこに表示された名前に小さく胸が跳ねた。
苦手とかじゃ全くなくて、ただやっぱり立場上少し緊張するってだけで。
「もしもし、おはようございます。はい、お昼前にはそちらに着くと思います。…いえ、急にお伺いしたいと言ったのは私ですから……はい、それじゃあまた」
失礼します、と通話が切れた途端、ふうっと思わず息が漏れた。
……久しぶりだな、あそこに行くのは。
TH「ねーえままーどこいくの？」
電車に揺られながら、窓から景色を見ていたテヒョンが振り返る。
今日もお気に入りのニット帽をばっちり着用して、リュックにライオンのぬいぐるみもしっかり持参。
「おばあちゃんのとこ。覚えてる？」
TH「……」
無言で首をかしげるテヒョンに、まあそうだよねと小さく笑う。
最後に行ったのは1年前だったから、ぱっと思い浮かばないかな？
TH「おばあちゃんは？どこ？」
駅に着いて電車を降りれば、すぐに走り出そうとするテヒョンを慌てて捕まえる。
ほんとに、一瞬たりとも目を離せないなあと苦笑。
「おばあちゃんち行く前にお花屋さん寄ろう」
TH「おはなやさん！たまいるかなぁ」
「たまはいないかなぁ、お家帰るときにたまのいるお花屋さん通ろっか」
たまっていうのは保育園に行くときに通るお花屋さんにいる猫で、いつも不思議な言葉(?)で心を通わせてるみたい。
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ひなぴ〜 - このお話ものすごくキュンキュンするぅ！これからもガンバってください！ 応援してます！！ (2019年9月28日 22時) (
レス) id: 26489886b1 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - nanatyn27さん» お返事遅くなりすみません！！せっかくフォローして頂いたのに、何も更新していなくてごめんなさい（ ; ; ）フォローありがとうございます（ ; ; ） (2019年9月26日 13時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
nanatyn27(プロフ) - 超今さらなんですが、このお話が急にすごく読みたくなったのでツイッターフォローさせていただきたいので許可お願い致します泣 @___tae178cm です！ (2019年9月22日 14時) (レス) id: 9661676326 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 凛音さん» 全てが温かい凛音さまのコメント…ありがとうございます（ ; ; ）そういえば私、自分で書いときながら結婚まで2年くらい間があったことすっかり忘れてました（笑）貴重なご意見ありがとうございます(*^^*) (2019年7月26日 22時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - はおぺんさん» わあもったいないお言葉です……ありがとうございます（ ; ; ）私も3歳児テテお気に入りです（笑） (2019年7月26日 22時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru
| 作成日時：2019年3月12日 20時
