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お風呂から上がってリビングのドアを開けたら、ジンくんの話し声が聞こえて。
誰か来てるのかな？と覗いたら、ソファに座るジンくんの姿。耳に当てられた携帯電話を見て、ああ電話してるのかって納得しながら隣に座った。
JN「うん、男の子。今日分かったんだって。元気にすくすく育ってるってさ」
携帯から微かに漏れる声で、電話の相手はジンくんのお母さんだって分かって。
報告してくれているジンくんをニコニコと見つめていたら、私のまだ少し濡れている髪を指で掬って遊び始めた。
JN「じゃあA戻ってきたから切るね。はいはい、そのうち行くから」
電話を切って、携帯をテーブルの上に置いたジンくんは癖みたいに私のお腹に手を当てる。
今日病院に行って、赤ちゃんが男の子だって知らされた。いつもぽこぽこお腹をたくさん蹴っているから、やっぱりかって2人で笑った。
JN「母さんが今度遊びにおいでって。近所の人からベビーベッド貰ったんだって。気が早いよね」
「ふふ、ジンくんも変わんないよ。もううちにどれだけベビー服あると思ってるの？」
服だけじゃない。おもちゃも、おむつも。
生まれたら買い物どころじゃなくなるかもしれないでしょ、とどんどん買ってきてくれるから、双子が生まれても足りそうなくらいになった。
JN「…確かに。やっぱ親子だね」
「でしょ？」
くすくすと笑えば、髪綺麗に乾かしてあげる、とドライヤーを持ってくるジンくん。
大人しくされるがままにされていたら、ドライヤーの風とジンくんの指が髪をすり抜ける感覚が心地よくなって。
瞼が重くなってきて、うとうとしていたら寝ていいよと頭上から優しい声が降ってくる。
それに小さく頷いて、そのまま意識を沈めた。
JN「…ほんとに寝てる…」
ドライヤーのスイッチを切って、首をこっくり前に倒したAの顔を覗く。すうすうと寝息を立てて目を閉じて眠るAが子どもみたいで、自然と笑みがこぼれた。
ベッドに運んであげようとして、ふと考える。
さすがにもうおんぶは出来ないか……。
だいぶお腹も出てきたから、少し怖かったけど横抱きにして寝室まで行って、ベッドにゆっくり寝かせる。
まだ少し早いけど、俺ももう寝ようって一緒にベッドに入った。
JN「おやすみ、A…」
赤ちゃんは俺とAどっちに似るのかな。
早く会いたいな。
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ひなぴ〜 - このお話ものすごくキュンキュンするぅ！これからもガンバってください！ 応援してます！！ (2019年9月28日 22時) (
レス) id: 26489886b1 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - nanatyn27さん» お返事遅くなりすみません！！せっかくフォローして頂いたのに、何も更新していなくてごめんなさい（ ; ; ）フォローありがとうございます（ ; ; ） (2019年9月26日 13時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
nanatyn27(プロフ) - 超今さらなんですが、このお話が急にすごく読みたくなったのでツイッターフォローさせていただきたいので許可お願い致します泣 @___tae178cm です！ (2019年9月22日 14時) (レス) id: 9661676326 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 凛音さん» 全てが温かい凛音さまのコメント…ありがとうございます（ ; ; ）そういえば私、自分で書いときながら結婚まで2年くらい間があったことすっかり忘れてました（笑）貴重なご意見ありがとうございます(*^^*) (2019年7月26日 22時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - はおぺんさん» わあもったいないお言葉です……ありがとうございます（ ; ; ）私も3歳児テテお気に入りです（笑） (2019年7月26日 22時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru
| 作成日時：2019年3月12日 20時
