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公園に入ってすぐにブランコに走り出すテヒョンに小さく笑って、他に子どももいないからいいかな、と私もテヒョンの隣のブランコに座った。
だけどまだ上手に漕げないテヒョンは、自分の力だけじゃ大きく揺らすことができなくて。
ままおして、と切ない顔で言ってくるものだから、結局立ち上がって背中を押してあげるときゃっきゃと楽しげな笑い声が静かな公園に響いた。
「テヒョン、少しママとお話しよっか」
ベンチに移動して、テヒョンを膝の上に乗せて向かい合う。
大きくなったなあと、そのふわふわのほっぺを撫でた。
ジンくんのいない世界では時が止まったみたいだって思っていたけど、こうしてちゃんと進んでいる。
「今日おばあちゃんの家に行ったでしょ？あそこね、パパのおうちでもあるんだよ」
TH「ぱぱのおうち？でもぱぱ、いなかったねぇ」
おしごとかな？と首をかしげるテヒョンに、胸がきゅっと苦しくなって。
テヒョンに伝えるにはまだ早いんじゃないかって、一度決めたはずの心が少し揺らぐけれど、それでも。
「……テヒョン、パパはね、今はお空にいるの」
TH「……おそら？」
不思議そうにテヒョンはそう言って暗くなり始めた空を見上げる。
どう伝えたらいいんだろう、どんな言葉を使うのが正解なんだろう。
「うん、お空。ママやテヒョンからは遠すぎて見えないけど、パパはいつもテヒョンのこと見守ってるんだよ」
TH「ひこうきにのったらあえる？」
「…、ひこうきより、もーっと高いところ。高いところにいないと、テテが遠くに行っちゃった時パパが探せなくなっちゃうでしょ？」
TH「そっかぁ、ててよくまいごなるもんねぇ」
自覚済みなんだね、とそんな呑気なテヒョンの発言に思わず笑ってしまう。
それでもあちこちでいろんな人に付いていっちゃうのだからもう大変だ。
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ひなぴ〜 - このお話ものすごくキュンキュンするぅ！これからもガンバってください！ 応援してます！！ (2019年9月28日 22時) (
レス) id: 26489886b1 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - nanatyn27さん» お返事遅くなりすみません！！せっかくフォローして頂いたのに、何も更新していなくてごめんなさい（ ; ; ）フォローありがとうございます（ ; ; ） (2019年9月26日 13時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
nanatyn27(プロフ) - 超今さらなんですが、このお話が急にすごく読みたくなったのでツイッターフォローさせていただきたいので許可お願い致します泣 @___tae178cm です！ (2019年9月22日 14時) (レス) id: 9661676326 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 凛音さん» 全てが温かい凛音さまのコメント…ありがとうございます（ ; ; ）そういえば私、自分で書いときながら結婚まで2年くらい間があったことすっかり忘れてました（笑）貴重なご意見ありがとうございます(*^^*) (2019年7月26日 22時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - はおぺんさん» わあもったいないお言葉です……ありがとうございます（ ; ; ）私も3歳児テテお気に入りです（笑） (2019年7月26日 22時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru
| 作成日時：2019年3月12日 20時
