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チケットのことをいつ伝えようかと考えたけれど、早いうちに言っておかないとタイミングを逃してしまいそうな気がして。
テヒョンにしがみつかれたまま、鞄のポケットからチケットを取り出した。
HS「あの、これ…よかったらテヒョンと使ってください」
俺の手にある2枚のチケットを見て、え？とAさんは目を丸くする。
さりげなく言ったつもりだったけど、おかしくなかったかな？
内心バクバクだし、チケットを持つ手が震えそうになる。
「これ…どうしたの？」
HS「えっ、えっとその……貰いました…」
不思議そうに俺を見上げるAさんに、なぜだか買いましたとは言えなくて、貰ったと咄嗟についた嘘。
にしても独り身の俺に仮面ライダーショーのチケットをあげる人なんかどこにいるんだよ、とあまりの言い訳の下手さに自分で呆れた。
だけどAさんはそれを疑うでもなく、そうなんだと小さく笑った。
その笑顔に違和感を感じていると。
「あのね、実は私も…」
HS「え？」
まさか、とAさんのバッグから出されたそれに目を向けると……同じチケットだった。
Aさんが持っているのは1枚だけだけど、それを見て慌ててチケットを差し出した手を引っ込めた。
HS「あ！ですよね、持ってますよね！すいません忘れてください！」
自分でも驚くくらいの明るい声と素早い行動で、同時に買ったって言わなくてよかった、と心底思った。
わざわざ買いましたなんて言っていたらきっとすごく気を遣わせてしまっていたと思うから。
「…ホソクくん、あの」
できるだけなんともないように、普段通りを装ったつもりで、はい？とAさんに視線を移す。
「せっかくだから、ホソクくんも一緒に…どう、かな？」
HS「……え？」
「ほら、ちょうどチケット私のと合わせて3枚あるし…ホソクくんがよければだけど、」
HS「あっ、いえ、行きます！ぜひ！」
「ふふ、よかった。テヒョン喜ぶね」
Aさんの思いもよらない提案により、まさかの3人でお出かけ…なんてことになって。
わーい！と足元で飛び跳ねるテヒョンを見ながら、チケットを渡した時よりも心臓がうるさくなっていた。
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haru(プロフ) - すーさん» そうなのですね(;o;)わたしはまだ独身のぺーぺーなのですが…そう言って頂けて嬉しいです。わたしもホソクくんめちゃくちゃ欲しいです！！笑 (2020年8月11日 9時) (
レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 理緒さん» わーーすみませんコメントに気付いていなくてお返事が大変遅くなりました（ ; ; ）愛されるテテちゃんを意識して書いたのでそう言って頂けると嬉しいです(*^◯^*) (2020年8月11日 9時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 私も一人親で、子供が寂しくないよいようにと、仮面ライダーショーとか、戦隊ショーに何度か連れて行ったの思い出して、思わず感情移入(ToT)あ〜私もホソクくん欲しかったぁ(笑) (2020年8月11日 2時) (レス) id: 794e25742d (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - テテが可愛すぎます！また作品楽しみにしていますね！ (2020年5月31日 15時) (レス) id: 6939d6db70 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - かおすさん» そんな！恐縮です（ ; ; ）ありがとうございます！頑張ります（ ; ; ） (2019年2月24日 23時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru
| 作成日時：2019年2月13日 20時
