21 ページ21
.
どう言えば納得してもらえるんだろう、俺が行ったらパパとママが喧嘩しちゃうって言えば分かってもらえる？
だけどそんなこと、なんか俺ばっかりがそんな気でいるみたいでAさんの前ではなんとなく言いづらいし。
うーん、と頭を悩ませていると、Aさんが分かった、とテヒョンに近寄る。
え、今分かったって言った？
自分の耳を疑いながら2人の様子を見ていたけれど、テヒョンもわーい！と喜んで立ち上がって。
「ホソクくん、ごめんなさい。今日だけテヒョンのわがままに付き合ってもらえないかな？ホソクくんがよければ、だけど……」
テヒョンに抱きつかれたまま、視線だけを移してAさんは眉を下げる。
そうは言われても、本当にいいのか？と葛藤する。
「あ、もしかして何か約束があったりする…？そしたら本当、気にしないで。テヒョンには言って聞かせるから…」
HS「あっいやそうじゃなくて、その…大丈夫ですか？俺が行って…えっと」
旦那さん、とか。
でもそれはなんとなく口に出来なくて、言葉を飲み込んだ。
だけどAさんは俺の言いたいことがなんとなく分かったようで、大丈夫ですよ、と小さく微笑む。
大丈夫って…もしかして旦那さんは家にいないのかな？
単身赴任とか、そういうことなんだろうか。
それともそういうのを気にしないタイプの人？
いや…それはさすがにないだろう。
それでも本当にいいのかな、と少しの迷いはありつつも、Aさんがいいって言ってるんだからいいんだろう、と自分を納得させて。
嬉しさでいつもよりお喋りが止まらないテヒョンと手を繋いで、Aさんたちの家へ向かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 785人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
haru(プロフ) - すーさん» そうなのですね(;o;)わたしはまだ独身のぺーぺーなのですが…そう言って頂けて嬉しいです。わたしもホソクくんめちゃくちゃ欲しいです！！笑 (2020年8月11日 9時) (
レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 理緒さん» わーーすみませんコメントに気付いていなくてお返事が大変遅くなりました（ ; ; ）愛されるテテちゃんを意識して書いたのでそう言って頂けると嬉しいです(*^◯^*) (2020年8月11日 9時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 私も一人親で、子供が寂しくないよいようにと、仮面ライダーショーとか、戦隊ショーに何度か連れて行ったの思い出して、思わず感情移入(ToT)あ〜私もホソクくん欲しかったぁ(笑) (2020年8月11日 2時) (レス) id: 794e25742d (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - テテが可愛すぎます！また作品楽しみにしていますね！ (2020年5月31日 15時) (レス) id: 6939d6db70 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - かおすさん» そんな！恐縮です（ ; ; ）ありがとうございます！頑張ります（ ; ; ） (2019年2月24日 23時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haru
| 作成日時：2019年2月13日 20時
