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それからテヒョンに手を引っ張られながら砂場に連れてこられて、一緒にお城の製作中。
おにいちゃん帰らないといけないんだからだめだよ、とAさんがテヒョンを宥めても、聞く耳持たず。
「ホソクさん、付き合わせてしまってすみません。適当に切り上げてもらって大丈夫ですから」
HS「あはは、大丈夫ですよ。すごく人懐っこいですよね、テヒョン」
この子を育てるのはなかなか根性がいりそうだな、と泥だらけのテヒョンを見て思う。
きっと買い物中にどこかに行って迷子になるなんて日常茶飯事なんだろう。
「そうなんです、もう全然人見知りとかしなくて。だから誰にでも話しかけて付いて行っちゃうんですよね…少し目を離したらすぐいなくなってて」
私がもっとしっかりしないと、とAさんはその長い睫毛を伏せた。
そんなAさんを見て、なんとなくだけど、この人は普段から頑張りすぎなんじゃないかと思った。
やんちゃ盛りの子どもがいて、仕事をして、きっと家では家事もこなしてるはずだ。
全部ちゃんとしなきゃ、って思う気持ちが強くて、人一倍疲れやすいんじゃないかって。
Aさんの何かを知っているわけではないのに、分かってあげたい、気持ちを共有したいと思ってしまうのは、やっぱり俺がこの人を好きだからなんだろうか。
HS「でも、それってテヒョンの素敵なところですよね。誰とでも打ち解けられて、誰からも愛される子じゃないですか？」
現に俺も、テヒョンと会うのはこれが2回目なのに、もうこんなに仲良くなってる。
この人懐っこい笑顔は、人を惹きつける不思議なパワーがあるみたいだ。
HS「子どもの性格とかって、親の性格とか家庭環境とかにも影響受けるって言うじゃないですか。だからテヒョンは、こんなに人を好きになるくらいいっぱい愛情注がれて育ったんだなって思いました」
…て、何上から目線で話してんの、俺。
専門家でもないくせにぺらぺら喋ってしまった自分が急に恥ずかしくなって、顔に熱が集まってくるのが分かる。
HS「あっ、その偉そうにすみませ……え、」
慌てて向き直って謝罪しようとすると、Aさんは俺を真っ直ぐに見つめていて。
その瞳からは涙が零れていた。
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haru(プロフ) - すーさん» そうなのですね(;o;)わたしはまだ独身のぺーぺーなのですが…そう言って頂けて嬉しいです。わたしもホソクくんめちゃくちゃ欲しいです！！笑 (2020年8月11日 9時) (
レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 理緒さん» わーーすみませんコメントに気付いていなくてお返事が大変遅くなりました（ ; ; ）愛されるテテちゃんを意識して書いたのでそう言って頂けると嬉しいです(*^◯^*) (2020年8月11日 9時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 私も一人親で、子供が寂しくないよいようにと、仮面ライダーショーとか、戦隊ショーに何度か連れて行ったの思い出して、思わず感情移入(ToT)あ〜私もホソクくん欲しかったぁ(笑) (2020年8月11日 2時) (レス) id: 794e25742d (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - テテが可愛すぎます！また作品楽しみにしていますね！ (2020年5月31日 15時) (レス) id: 6939d6db70 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - かおすさん» そんな！恐縮です（ ; ; ）ありがとうございます！頑張ります（ ; ; ） (2019年2月24日 23時) (レス) id: 88b5764800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru
| 作成日時：2019年2月13日 20時
