年下彼女はダメですか【松野千冬】 (ページ5)

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朝、松野先輩を見つけた。
いつも通りに挨拶＋告白をすると、いつもとは違う返事が返ってきた。

『松野せんぱっーーい！！おはようございます！！付き合ってください！！』

「風並、はよ。付き合うか」

『…………………………え？』

いつもなら「はよー。ごめん」って返ってくるのに！！
えっ？まさか聞き間違い…

「？どした？」

『えっ、先輩今……“付き合うか”って…』

「おう、言ったけど…」

『ぇ………』

「え？付き合いたくねえの？」

『いえいえ！！そんな！！付き合わせてください！！！！』

こんなにあっさり…？？？
いやでも、嬉しい……本当に先輩と付き合えたっ！！！

…………夢じゃないよね、？

『先輩っ、先輩っ』

「なんだ、ちょろちょろすんなっ。歩きにくい」

『ごめんなさいっ！えっと、あの、今日一緒に帰りませんかっ！？』

「俺はいいけど…部活は？」

『今日はオフです！』

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『んふふっ』

「どうしたA、気持ち悪い」

「口角が緩んでるねぇ〜」

『ふふっ、今日は先輩と放課後デートするんだぁっ！』

はあぁ…想像しただけで幸せ…

「ふーん、それでかぁ〜」

『しかもっ！ついに付き合えたんだよっ！！！』

「へぇ〜よかったねえ〜」

あれ、あんまり驚いてない？
なんで？

「A、驚かせようとしても無駄。アヤネも昨日5つ上の彼氏できたばっかだから」

と、ユキが相変わらずの真顔で教えてくれた。
てかアヤネ、5つ上って何！？

『高3！？！？』

「うん、彼すっごく優しいの…」

さっきからなんか幸せそうだと思ったら…私より先に結ばれてんじゃん！！
おい！！！

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くっそ担任め……ホームルーム長引きすぎだコラ！！
お前の娘の話なんて今需要ねえよ！！！写真は確かに可愛かったけれども！！！

先輩待たせちまっただろうが！！！！！

「そんなに急がなくても、俺は逃げねえよ」

『すみません待たせてっ！』

「んじゃ、行こうぜ」

制服を着崩してる先輩も素敵だなあー…なんて思いながら、私のワクワクドキドキ放課後デートは始まった。

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