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｢あ、そっか。あと2年で魔導書授与式か｣
｢魔導書？｣
｢そう。年に1回、歳が15となるものは魔力があれば各地にある魔導書塔で魔導書を手にすることが出来るの｣
｢へぇ〜｣
ヤミは砂浜に寝転がりながら横に座っているAの話を聞く。
｢心配せずともあなたと私には魔力がある、魔導書を手にすることは出来るでしょうね｣
｢ふーん｣
だが興味無しと言った顔をするヤミ
それに溜息をつきたくなる
｢…森に行って食べ物を探してくる｣
衣服に付いた砂を払い、Aはその場からいなくなった
それから大きな進展はなく、気づけば2人は15になっていた
｢おい、なんで異邦人が魔導書をてにいれられるんだよ！｣
｢知るかよ｣
｢あ、でもおい！女の方は魔導書がねぇぞ！｣
｢魔力がねえんだろ！｣
本日は魔導書授与式
しかし、どうしたことか
ヤミは魔導書を手に入れたがAは魔導書が手に入れられなかった
｢あれ、お前、魔導書は？｣
ヤミはそんなAを見ながら問う
するとAは涼しい顔で言い切る
｢ああ、それなら心配ないよ。日没前までに手に入るから｣
｢？？｣
それから2人は帰路を歩いていた時の事だった
家の陰に隠れていたのか、2人の前に3人の男が立ちはだかる
｢異邦人ごときが、良い魔導書を持ってんじゃねえか｣
｢女は持ってねえが良い体つきだ、売り飛ばすのも手だ｣
ゲレた顔をする男たちにヤミは怪訝な顔をする
｢あ？何言っちゃってんの？｣
ヤミが男共に近づこうと踏み出すと魔法陣が展開された
｢ツタ罠魔法 草穴(グリーンホール)｣
ぐるぐると魔法陣からツタが伸び、ヤミの手足を固定する
｢っぐ、かってぇな！｣
｢スケヒロ！｣
｢異邦人が魔導書なんて持つんじゃねぇよ｣
ヤミが持っていた魔導書を男が手に入れる
｢女、お前は大人しくこっちに来るんだな｣
｢魔導書も持ってねえんだからな｣
歩み寄る男どもにAは冷たい目を向ける
｢…残念だけど、その命令には従えない｣
｢あ？｣
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アニメラブ - 読んでて、ヤミさんの奥さん愛がとてもすごかったです。めっさカワイイ 続きあるかわかりませんが楽しみにしてます。 (6月21日 8時) (
レス) @page19 id: 224878efa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルザミーネミリオネア | 作成日時：2023年4月7日 3時
