闇と深淵【ブラクロ】 (ページ21)

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一方、マグナのアジト案内では

ガタ！ガタガタ！！

「猛獣の部屋だ」
「な…なんで？」

「ヤミさんたちの趣味だ」

ポンッとマグナはアスタの肩に手をやる

「生物係をお前に譲ろう…大変名誉な仕事だ本当は譲りたくないが譲ってやろう」

トングで餌を持たせる

「餌は朝晩２回ださあやってみろ」
「よ、よしよーし…さあ食べな～((ガブッ！！」

「ギャーー！！！」
「ダハハハ！！」

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きゃっきゃウフフな追いかけっこをするマグナとアスタ
突然、マグナが立ち止まりその背中にぶつかる

マグナの視線の先には、黒の暴牛のローブを着ている女の子

「おいアスタ、お前の同期だ。今年のもう一人の入団者」
「えっ同期？ステキな響き！」

目をキラキラさせて手を差し出す

「ウッス！俺ハージ村のアスタ！一緒に頑張ろうぜ！よろしく！」

パシっ＿＿

「気安く話しかけないで。マナもろくに感じられない下民の小虫が」

「小虫！？」「下民！？」

「私はノエル・シルヴァこの国の王族よ」

「え～っ！？お…おう、王族ー！？」

「こっ、これはこれは！私のような吹けば飛ぶような小虫ごときが失礼を…へへえ～」
「わかればいいのよ」
「…て、誰が小虫だーっ！うらあ！俺とお前は騎士団の同期なんだろう！王族だとか関係あるかーっ！」
「そうだアスタ！言ってやれ！身分なんて関係ねー！」

「関係あるわよ」
「「どんな関係だー！？」」

ノエルはため息をつく

「愚かな下民は言葉では理解できないのかしら」

右手を翳し、魔力を高める

「魔力の差でわからせるしかないようね…身の程を知りなさい」

高めた魔力をアスタに向かって放つ

避けるにも至近距離過ぎて間に合わないとアスタが思ったとき
水の魔力玉は＿＿＿＿右に逸れ、マグナに当たった

「ホギャーー！」
「えっ？」

「このアマ…いい度胸してんなぁ先輩に何しやがる！？てめぇ！」
「あなたの立ち位置が悪いのよ、誰の許可を得てそこに立ってるの？」

あまりの横暴さ

「えーーっ！！」
「てめえこらーっ！俺は先輩だぞ！」

「私は王族よ」

ツカツカと歩み寄る

「王族だが銀翼の大鷲の団長の妹だか知らねぇが…てめえみてえなじゃじゃ馬、引き受けてくれんのはヤミさんとAさんだけだからな！感謝しやがれボケ！
女だからって遠慮してたが、洗礼の儀やってやんぞこんちくしょう」

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