闇と深淵【ブラクロ】 (ページ15)

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【2-7】ようこそ黒の暴牛団へページ15

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「飛行能力がねぇんならお前も何かしらの移動魔法でも覚えねえとな」
「スケヒロ、その子魔力ないんだって」
「あっそうだったな」
「「ハハハハハッ！」」

似たもの夫婦というのはこういうところである

「ちょ…すんませんヤミさんたち、このでかさ維持すんのなかなかつらいんで、早く通ってもらっていいスか；；あっ；」

「お前誰に向かって指図してんだ？ふんばれ今ここで限界を超えろ！」
「さもなくば殺す」

「え～っ！？；」

ヤミは手で掴んでるアスタを振りかざす

「ほらよ」

ポイッとフィンラルの空間魔法に投げ入れた

そのあとに続くように四人も入る

そして目の前には黒の暴牛団アジト

見上げているアスタは感嘆の声を漏らした

「どうだ？なかなか立派なもんだろう」
「ハァ…ボロボロですけどね」
「ようこそ黒の暴牛団へ」
「最初は綺麗だったのに…」

アスタは元気よく扉を開ける、が突如巻き起こった爆発にのまれ宙を舞った

「グエ～…」

「ようこそ最低最悪の魔法騎士団黒の暴牛へ」

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玄関前は炎上しておりとてもじゃないが入れそうにない

にも関わらずアスタはまだだー！と叫び猪突猛進のように突っ込む

だがまたもやこれの前には炎の玉が＿＿＿

「はい怒った！覚悟はいいなあ！おらあ！」
「いくないけどやろうよ！」

「死ねー！！」

「ヒョーイ！アハ、アハハ！」

「もぐもぐ」

「…なんの騒ぎぃ？あ～飲み過ぎた、あったまイタっ」

「今日も天使のようにかわいいな、マイ・リトルシスターマリー…うるせえ！馬鹿野郎ども！」

「フシュー…」

騒がしい

「またやってるよ」
「懲りない子たちね、まったく…」

「ハージ村から来たアスタです！よろしくお願いシャース！俺魔法帝になりまーす！」

元気よくそう挨拶したアスタだったが…

「君のとっておいたプリンおいしかったなあ」
「それがてめえの最後の晩餐だあ！」

誰も聞く耳持たず

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