その幼女 ページ3
太宰said
今日、任務から帰ってくると森さんから呼び出された
それも……中也と一緒に
「ったく……なんで俺が」
「それはこっちの台詞だよ。君の近くに居たら脳筋になる」
「ああ！？」
そう言いながら首領室の扉をノックする
「失礼します首領」
そう言って入ると、中には森さんと黒いフードをかぶった何かがいた
少し見える長い髪は金髪
背の低さからして十代前半
……真逆、この為に呼び出された訳じゃ無いよね
「首領……其奴は？」
中也も驚いたのか、それとも嫌な予感がしたのか尋ねる
「ああ、先日彷徨っていたのを保護したのだよ。偶々診察所に用事があった時にね。攫ったわけじゃないよ？そこで少し興味深い話を聞いてね」
そう言って首領がその子に
「包帯を巻いてるのが太宰君、帽子をかぶってるのが中原君だ。自己紹介」
そう言われて此方を振り返ったのは可愛らしい幼女
一番目を引くのは矢張りその目
赤と紫の目にはなんの感情も写していなかった
「森Aと申します。……以後お見知り置きを、中原様、太宰様」
そう言ってお辞儀をする素振りは姫のように気品があった
でも……年相応の素振りでは無い
「君の年齢は？」
「十一歳です」
「俺達より歳下じゃねェか」
中也がそう言うとAちゃんは中也を見る
「……森さん、私から見ると彼女は十一歳に見えないよ？」
「確かにそうだね。でも事実なんだ」
そう言って森さんはAちゃんを手招く
後ろ姿は確かに年相応
なのに……口調と行動がどうも気になる
「それには理由があるのだよ。説明してもらえれるかい」
「命令ならば」
そう言ってAちゃんは振り返る
「私は、中原様よりも先に生み出された人口異能です。一番初めのモノです」
そう言えば中也は驚いたようにAちゃんを見る
無論、私も驚きつつも納得した
「試作品・乙ANNU５８９番。呼び名はアンヌです」
そう言ってお辞儀すると右耳のピアスが揺れる
「重力使い、中原様よりも私は上でございます。私はある構成員の手により逃されました。強いが故に制御が不能になったそう…」
そう言いながらAちゃんは感情の無い目で私達を見る
「私は異能と機械で作られていますがれきっとした人間です。これからよろしくお願いします」
そう言ってAちゃんは私達にまたお辞儀をする
「と言う事でこの子教育よろしくね」
「「はあ？」」
思わず私たちはそう言ったのだった
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リュカ(プロフ) - げっかじゅうさん» 本当ですか！もし可能なら私のボードで違い人に説明しているので良かったら見てみてください。参考になるか不安ですが…… (2019年11月17日 18時) (
レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
げっかじゅう - イメ画を描いてみたのですがどう送れば、、 (2019年11月17日 14時) (レス) id: c10d1d2bf8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 桐箪笥さん» 大丈夫ですよ〜ありがとうございます (2019年11月7日 6時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
桐箪笥(プロフ) - すみません、どう3人が成長がではなくどう三人の関係がでした… (2019年11月6日 19時) (レス) id: c5094549cd (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます！頑張りますね〜 (2019年11月6日 19時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年10月19日 12時
