【文スト】ドアを開けたらヨコハマだった。〜織田作を救出せよ〜

十九話 ページ21

『御免。云い過ぎた。』



感情的になっちゃったな。

あーあ。夢小説の主人公は何で仲良くなれるんだろう。

所詮小説か。



『ミ、アミーゴ！私次の任務ってなんだっけ？』

「ん？ええと、確か拷問だ。」



うげ、最悪。

ついに拷問の日が来たか。



『りょーかい。備えあれば嬉しいな袋持ってくる。』←



．．．大抵の人が察してであろう。そう、あれだ。

ブートジョロギアや本わさびが入っているあれだ。



『 心中は一人じゃできない〜 WOW WOW でもでも2人ならできる〜 心中〜心中心中〜』

「ンだその歌詞。さっきの切羽詰まった空気どうした。」

『治兄さんが未来で歌う曲。』



無駄口をたたいていると何時の間にか拷問室に着いた。



『ハーイ初めまして！敵組織の狂犬クン？』

『これから君にあらゆる苦痛を受けて貰おうと思ってね』

「どんなに痛めつけられても吐かねぇぞ！！」



カシャッ



『おー、撮れた撮れた。』

「貴様、何をした？！」

『ＳＮ〇Ｗでデコッた。』←



あ、伏字になってない←



「なんだそれ、糞ダセェ！分かった、吐くから許してくれぇーーーーーーー！！」

「わぁお、忠犬に。」

『私有能。』

「．．．それが貴様の異能力か。」



あ、あ、あ、芥川君！！

やつがれ君！！がいらっしゃった！！



『ああ、いたの、君』



治兄さんの真似(((

てか私の異能って何。

え、もしかしてスマホの事？



『アミーゴ君席外して。』



アミーゴ君が行くと芥川君はまた喋り出す。

ちなみに忠犬君(笑)は処理部隊に連れていかれた。南無三。



「そのすのーとやらでありとあらゆることを成し遂げるのが貴様の異能か。」



違います！！

でもすのーって云ってるのかわいい！！←



『だから何。』

「訊こう。僕に足りないものとはなんだ。なぜ貴様は人を痛みつけない？？なぜ人を殺さない。」



わぁお、すっごい答えづらいの来ちゃった



『鞘。』

「何？」

『あなたは鞘のない刀剣。或いは刃のしまい方を知らない剣士。鞘を見つけるのが貴方の役目。私の予想では後六年かかる。』



人虎に出会うまでの期間。



「六年、か」

『大丈夫。兄さんはきっとあなたを認める。』

『私が保証する。

．．．私が人を斬らないのは．．．というか、人を殺さないことに意味なんているの？』

「貴様はマフィアだ。」

『首領に許可されてるよ。殺さなくてもいい、と。それに、誰かを傷つけたら私が私じゃなくなっちゃう』

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