【月島蛍】生徒会長とヘッドフォン男子

☆32☆ ページ36

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『......はぁ。』





私もつくづく馬鹿だと思う。

月島の言葉を鵜呑みにして眼鏡が届くまでの間、

コンタクトに替えてそして結んでいた髪を下ろし..。

学校へと1歩ずつ歩いていく。




学校に到着すると自分の下駄箱までいき、

靴を履き替え教室へ向かった。

...ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ

変に緊張している自分がいる。



緊張...というかソワソワというか。

コンタクトと髪の毛以外至って普通だし変わらないのに、

普段と違う事をすると妙に心がｻﾜｻﾜする。




＿＿ｶﾞﾗｶﾞﾗ

いつもの古びたドアを開ける。


その軋んだ音と共にクラスメイトの視線が私に集まるのがわかる。

そして私を見るや否やザワザワと話し声に変わる。





「.....あれ...ほんとに言う通りにしたんだ。」


『コンタクトは仕方ないし。髪の毛は.....気分。』


「ふ〜ん。いいんじゃない？......可愛い。(ﾎﾞｿｯ」


『今なんか言った？』


「別に？なんも。空耳じゃないの。」




そういうと眼鏡をクイッと持ち上げ席に着く。

そのとき、隣にいた山口がパタパタと私のところに来る。




「えーー！生徒会長イメチェン！？そっちの方がいいじゃん！！ツッキーもそう思うよね！」


『イメチェンじゃないんだけど..』


「.....さぁ？知らない。」




高評価で驚いた。こっちの方がいいのだろうか。

月島は山口の言葉に少し間を開けて答えた。









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