【月島蛍】恋は優しいラッピング。

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『はっぴばーすでーとぅーゆー』




今日は蛍くんの誕生日。

前に話した通りショートケーキを作った。

いちごたっぷりいれて。

ほんと仲直りができてよかった。





「ほんとに作ってくれたんだ。」


『産まれてきてくれてありがとう！蛍くん！』


「...ありがと」





学校終わって蛍くんと2人で会うなんて

走り姿を見ていたときは思いもしなかった。





「何か作るのほんと得意なんだね。」


『誰かを想って作るのが楽しいんだ〜。どうかな？』


「ん、美味しい。」





学校にショートケーキを持っていくのはできなかったから、

私の家まで来てもらった。

蛍くんはあまり顔には出さないタイプだと思っていたけど、

嬉しそうに食べている。作ってよかったなぁ。





『あ、あとこれ！プレゼント！』





プレゼントに上げたのはメガネケース。

まぁ外しているときはみたことないんだけど、

家で外すときに使ってもらえたらなぁって。





「メガネケース？ありがと、ちょうど新しいの欲しかった。」


『喜んでもらえてよかった〜。』


「今日は..ありがと。こんなにしてくれて。」


『私がしたいからしたんだよっ。』





すると蛍くんは私の隣にきて、

いきなりぎゅっと抱きしめた。









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