(26) ページ27
.
『....いないな...』
お昼休み。
マカロンを渡そうと4組にきてみたんだけど、
蛍くんの姿がない。
私と屋上にいないときはどこにいたんだろう。
そう思っていたら、
私の後ろでその声は聞こえた。
「.....なに、誰か探してんの。」
『け、蛍くん...』
「山口なら購買だけど。」
違う。
山口くんに用があってきたわけじやない。
ちゃんと、ちゃんと仲直りしないと。
『蛍くんに用が...あります!』
「.......っこっち。」
ぶっきらぼうにそういうと、
私の手を引いていつもの屋上へひっぱっていく。
その途中私の顔をみることもなくたんたんと。
「........。」
『あのね。この前のことでちゃんとあやま....』
「....待って。僕から言う。あのとき、あんなに酷いこと言って本当にごめん。思ってないから。」
『...蛍くん。。』
「王様と仲良く話してるの見てイラついた。ごめん。君がこうしてきてくれたときに言うなんて..って感じだけど...」
『ううん。私こそごめんね、いつも迷惑かけちゃって。影山くんにはお菓子をあげただけだよ。』
「そう。迷惑なんて1mmも思ってない。」
私以上に申し訳なさそうな顔をしている蛍くんに、
今日作ったマカロンを渡す。
.
86人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わらびもち(プロフ) - そらさん» ご指摘ありがとうございます!訂正致しました! (2020年1月4日 17時) (レス) id: d642ccc118 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ショートケーキ好きって前から知ってたんじゃなかったんですか?屋上で話してた時に… (2020年1月4日 17時) (レス) id: a155bd546f (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - ユウさん» ユウさん、読んで頂きありがとうございました!他のお話も時間があれば読んで頂けたら嬉しいです! (2019年12月22日 2時) (レス) id: d642ccc118 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 蛍くんが好きなので、楽しく読ませていただきました (2019年12月22日 1時) (レス) id: d454f69468 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わらびもち | 作成日時:2019年12月17日 0時