【月島蛍】恋は優しいラッピング。

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(貴方 side)






ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ



授業が終わって移動教室からの帰り、

モヤモヤっとした気持ちで下を向いていたらドンッと、

人とぶつかってしまった。





『....っすいません！...あ、蛍くん。』


「邪魔なんだけど。」


『...ごめんね』




ぶつかった相手は蛍くんで。

なんだかいつもよりも怖い顔をしていた。

怒っているというか。。なにかあったのかな。




「いっつもボーッとしてるけどさぁ。ちゃんと前くらい見た方がいいよ〜？迷惑だから。」


『..っと...ごめんね、蛍くん。』




確かに強くぶつかってしまったから、

それでイライラさせてしまったのかな...

やっぱりいつもと違って怖い蛍くん。




「ははっ、前にもあったよね似たようなこと。一緒にいたら僕までぼーっとしてる人だと思われるからさ、これから屋上行けないから。」


『.....っ』





蛍くんにとって迷惑だったのに付き合わせてしまっていた。

それなのに恋愛相談までして。。

ここまで言うってことは相当嫌だったんだな...

蛍くんの本音をきいて心が苦しくて自然と涙がこぼれる。





「(((ﾎﾞｿ .....ｸｿｯ」


影「おい、、てめぇ月島。なに泣かせてんだよ。」


『か、影山くん...そのこれは..私が...っ』


「あ、王様ぁ〜。最近Aといい感じってきいたよ〜？よかったね〜笑」


影「よくそんな女子の傷つくこと言えるな。」









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