【月島蛍】恋は優しいラッピング。

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『....蛍くんの誕生日っていつ？』


「9月27日。」


『よし、じゃ〜その日はパーティだ！ショートケーキ作るね！』


「は？パーティ？」





バレー部の人達を呼んだらすごく楽しそう。

日向くんに影山くん！

先輩方は知らないけれど...2人にいえば連れてきてくれるかもしれない。

そう思っていたら....






「今バレー部呼ぼうとか考えてたでしょ。」


『え？なんで分かるの！？』


「その顔をみてたらなんとなく。.....その..呼ばなくていいから。」


『え？それじゃあ、パーティにならないよ？』


「別にパーティじゃなくていいし。」





“...僕は君と2人がいい。”

小さい声だが私にしっかり届いて、

心がきゅっと熱くなった。





「うわ、顔真っ赤」


『ふふふ、そーいう蛍くんも赤いよ〜』




そう返すと、

ﾌﾟｲｯと私とは反対の方向を見る。


恥ずかしいけれど、

蛍くんがみたくて私は顔に手を当ててこっちを向かせる。




『照れてる姿ってレアだねっ』


「....。」





そういったら蛍くんはニヤッと笑って、

さらに私に顔を近づけた。


咄嗟に目をつぶると、

コツンとおでことおでこがぶつかった。

うっすら目を開けると意地悪な顔をしてる蛍くん。





「キス。するとでも？」


『〜〜っ。からかわないでくださいっ』


「面白いね、A。」





そういうことをされると、

勘違いしてしまう。








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