幼馴染 14 * ページ15
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( 菅原 side )
Aがつらそうな顔をしていて、
ため息まで着いていたからやっぱり心配で、
声をかけたら安心したようにポロポロ泣き出した。
“ 1週間前の告白の返事 ”
Aの口からはそう聞こえた。
大地の言う通りAなりに色々と考えてたみたい。
それはきっとあのため息にあるのだろう。
彼女が話すのを待つ。
『 私にとって孝ちゃん一緒にいて当たり前の存在で。だからこそ気がつかなかったんだけれど、たった1週間離れてみて、少し遠くで孝ちゃんをみて改めて思ったの。私は孝ちゃんのことが好きです。』
「A.....。」
『これからもずっと私の隣にいてください。』
「...っ当たり前だろ」
俺はそっとAを抱きしめた。
すごく不安な日々を過ごしていたけど、
俺の気持ちは通じていたのが嬉しくて、
しばらくAを抱きしめていた。
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澤「ったく、やっとか。」
「色々とありがとな、大地。」
『 相談に乗ってくれて本当にありがとうっ!』
澤「世話がやけるってこういうことを言うんだな(笑)」
「ほんとわりぃな(笑)感謝してる。」
大地にちゃんとAと付き合うことを報告したら、
祝福してくれてほんといい友達を持ったよ。
ちゃんと相手と向き合って、
自分の気持ちを素直に伝えれば届く。
俺が長年悩んでいた “ 幼馴染 ” の壁も越えられる。
-fin-
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作者名:わらびもち | 作成日時:2019年12月26日 0時