【月島蛍】年上のメガネ先輩 ２

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(研磨 side)





練習試合をしに烏野に行った。

おれはそこで思いがけない出会いをした。



そう、そこのマネージャーの結ヶ丘 A。

1年生らしく初々しい。

おれがゲームをやっているのを覗き込んできた。






「......なに？A 。」


『へっ！？どして、名前...』




朝自分で自己紹介していたのを忘れていたのか、

ただの天然なのかなんなのか。

うーん、天然かな。

なんとなくだけどね。




「おれ達がきた時に自分で話したんじゃん。」


『あ、そっか..』


「....ははっ、面白いね。」




初対面だけど、

話しやすくて何だか居心地がいい。

クロが居たらきっともっと声かけてると思う。


あ、ごめん。クロ。




『朝も思ったんですけど、何やってるんですか？その、、スマホで。』


「スマホゲーム。ゲーム好きだから。」


『ゲーム！！何やるんですか！？』




瞳をキラキラさせて前のめりになる。

ゲーム。好きなんだ。



Aとはゲームという共通点もあって
直ぐに仲良くなれた....と思う。


宮城と東京。
住んでいる場所が違うという点だけがちょっと。


おれの近くにいる女子はゲームやらないし、
もちろん、クロも。









________だからなんか良いなぁって思った。






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