【月島蛍】年上のメガネ先輩 ２

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『つ、月島先輩！？重いですよ、下ろしてください！』


「ちょっと、バタバタ動かないでくれる？君が思ってるより、僕力あるカラ。男だよ？」


『...でも..』


「いいから。大丈夫？足、痛む？」


『歩こうとするとズキっとはします』


「なら甘えてジッとしてて。」


「は、はい。」




人生初のお姫様抱っこ。

それも好きな人に。


ﾄﾞｸﾝ...

ﾄﾞｸﾝ...


月島先輩に聞こてしまうくらいには

大きく心臓が高鳴っているのが分かる。

緊張と恥ずかしさでいっぱいで熱くなる。




「....先生、1年4組の結ヶ丘さん足を捻ったそうです。」


「あらあら、大丈夫？？こっちにきて見てあげるわ。」




スッとスマートに私を椅子の上に降ろしてくれた。

王子様じゃん、先輩。優しい。好き。


先生に湿布を貼ってもらい包帯を軽く巻いてもらう。

テーピングとかで大丈夫なのに。

とか思ったけれどされるがままやってもらった。




「これでよしっと。あまり無理に動かないように気をつけなさいね。月島くん、ありがとうね」


「.....いいえ。別に。」


『ありがとうございました！』









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