・拾捌 ページ19
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「すっかり疲れていたようだな!Aが眠っている間に、鎹鴉から伝令を受け取った。」
『まさか』
Aの顔を見てわかった。
きっと俺はこの戦いで死ぬのだろう。
今にも泣きそうな顔をしている。
余程強い鬼が現れたんだなと感じる。
「短期間のうちに、ある汽車で40人以上の人が行方不明になっているそうだ!数名の剣士を送り込んだが、全員消息を絶った!だから柱である俺が調査をして欲しいとのことだ!」
『((ボソッ...もう少し時間があると思っていたのに。。』
Aの...きっと心の中で呟いたつもりであろう
言葉がしっかりと俺の耳に届いた。
俺は...責務を全うできたのであろうか。
それだけが気がかりだ。
だが、ここで色々と彼女に聞いてしまうのは良くない気がした。
別の世界での俺の話であってここではまた違うだろう。
今できる最善のことをするまでだ!
「まぁ、今すぐの話ではないのだがな!」
『煉獄さん!私はこれから起こることが分かります。鬼の特徴も分かります!!乗客を助けるため、煉獄さんが戦いやすくなるお手伝いをさせて下さい!そして、私自身が煉獄さんのお役にたちたいのです!!!』
Aは瞳をキラキラして俺に言う。
その気持ちは嬉しいのだが、
彼女は鬼殺隊でもなんでもないのだ。
出会った頃のような鬼ではない。
きっと壮絶な戦いになることだろう。
それに巻き込むことはしたくない。
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ルナ - 分かりました。 (2021年1月11日 1時) (レス) id: ab6c835388 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - ルナさん» 申し訳ありませんが、別の作品を書き終えたらという形になります。リクエストは頂きましたが、まだ検討中です。 (2021年1月11日 0時) (レス) id: d642ccc118 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - すいませんひとつリクエストしたんですけどまだですか? (2021年1月11日 0時) (レス) id: ab6c835388 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - ルナさん» 続編は考えてなかったのですが、少し考えてみますね! (2021年1月9日 17時) (レス) id: d642ccc118 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - ひとつ変えていいですか?舞台から数年たって桜寿朗さんと交際を始めたというのをお願いします。 (2021年1月9日 17時) (レス) id: ab6c835388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わらびもち | 作成日時:2020年12月5日 23時