MAGIC SHOP (ページ7)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:10,420 hit

・ページ7

A side

明るくなるまで一晩中求め合って、気が付いたら朝だった

私をきつく抱き締めて眠るテヒョアの顔には涙の跡

「…ごめんねテヒョア、私も世界で1番これから先テヒョアしか愛せないよ」

…ピコン

"お時間です。"

昨日テヒョアが言ったみたいに、私達の事を誰も知らない所に行くのは無理だったね。

だってこのホテル中にテヒョアと私の関係者達がどこにも行かないように見張ってて、ちゃんと時間まで催促してくるんだから。

ちゃんと離れるんだから少しくらい融通きかせてくれたっていいじゃない

テヒョアの腕をすり抜けて着替えて、もうこれでテヒョアと会う事は二度とない。

テヒョアが眠っててくれて良かった。

起きてキスして抱き締められてテヒョアの声を聞けば離れられなくなっちゃうから

2人で逃げようと思ってもここから逃げられる訳がないから。

…だからテヒョアだって寝たフリしてるんでしょ？

「…テヒョア愛してる。」

私はこの香りや唇の温もりを絶対に忘れることはない。

TH「…A、愛してる」

後ろで聞こえたその声も絶対に忘れない。