そ う る − と

気まずい ページ2

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どぉおおおおしよぉおおお！！！めっちゃ気まずぅううううぅううぅ！！
　


気まずさのあまり光の速さで視線をそらした。
　

ど、どうしよう。同じクラスだしちょっと話しかけた方がいい？でもアイツ女子と全然話してないし…。いやでも無視はさすがにカンジ悪いかな。
　


なんていろいろ思考がから回ったあげく、






「あ、雨、やばいっすねー」


？「…え、あぁ、そうですね」
　




何言ってんだわたしぃいいいぃいいい！？！？
　

やばいやばいやばいやばい！！
　
なにが一番ヤバいって私の頭ん中だよなに考えてんのか自分でもわかんねぇとりあえずヤバい。絶対引かれた絶対引かれた！！
　

やっぱ話しかけない方がよかったかもしれない。

私の精神的に。






？「…あの、雨、小雨になってきてますよ」


「…あ、え？」
　


空を見上げると、たしかにさっきよりも随分と弱まっていた。


？「これから本格的に降るっぽいんで、今のうちに帰った方がいいと思います…」
　
そういってスマホ画面を見せてくれた。
　

覗き込むとそれは天気予報の情報で、通り雨ではなくこれから数時間にかけて降り始めることが書かれていた。



「そっか、これから…」
　

じゃあ今から走って帰る方がぬれずに済む、と。



「ありがとうございます、教えてくれて！」

？「いえ…」


「じゃあ、また明日」

？「…え？」
　

同じクラスだと気づいていないのか、ポカンとした顔で私を見てくる。
　

私は荷物をもって、戸惑う様子に答えることなく走り出した。

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