FUNK JUNGLE short storiez 4

#Smiley ページ49

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「…ｸﾞｽｯ……」








俺に抱きついて泣いているAの頭を



優しく撫でてあげると、



やっと少し落ち着いてきた様子。








ﾊﾞﾝｯ







B「Aッ！！」



「(ﾋﾞｸｯ)」



P「デカい音立てんな馬鹿…！」



B「あ、悪ぃ…」



「…BERNIE。」



P「行っといで。」








涙を拭って立ち上がったAは、



腕を広げるBの元へ向かい、ギュッと抱きついた。








B「A〜〜。」ギュ〜



雅「ずるいよ、俺らもまだなのに〜。」



B「悪かったな、遅くなって。」なでなで



「(首を振る)」



雅「普通彼氏のあとは兄貴じゃねぇ？

てか彼氏の前に兄貴じゃねぇ？」



B「うるせぇな、もう。

たまにはいいだろ。」



雅「(ﾑｽｯ)」



B「アイツは俺が警察に突き出してやったから、

もう大丈夫だよ。」



「…ありがとう、BERNIE…」



B「…よかった、また可愛い顔が見れて。」頬を撫でる



雅「何、チューする気？」



B「しねぇよ、うるせぇな。」



広「そろそろ譲れ。」



B「はァ、もう。

ごめんA、俺ちょっとPEARLに話しがあるからさ。

あとでもう1回抱きしめさせて。」



「ん…」



B「(ぽんぽんと撫でてPEARLの元へ)」



雅「A〜〜♡」ギュ〜









Aを兄貴に譲ると、



Bは俺の隣にドスッと座った。








B「あの野郎、ご丁寧にAを監 禁してた部屋に

カメラ付けてやがった。」



P「………」



B「バッチリ証拠もあるし、俺が匿名で通報して、

カメラの映像と一緒に、動けなくしといた。

警察が連れてくとこ確認してから来たから、

もう大丈夫だ。」



P「………」



B「Aをボロボロにしたのは許せねぇけど、

あの傷を作っただけで、他は何もしてなかったよ。」



P「…そうか。」



B「ただ、お前がAにあげたネックレス、

Aから奪い取って窓から捨てやがった。」



P「あッの野郎ッ…(怒)」



B「…PEARL。

怒り狂いそうな気もわかるけど、

もうあの男はちゃんと法で裁かれるから、

あの男のことじゃなくて、

もうお前はAのことだけを考えてやってくれ。」



P「………」



B「AをHAPPYにさせてやるんだろ。

それがお前の役目なんだろ。

これ以上あの男を恨んでも仕方がねぇ。

お前はAを笑顔にすることだけを考えろ。」



P「………」



B「Aを本気で笑顔に出来んのはお前だけだ。」









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