FUNK JUNGLE short storiez 4

#Strategy ページ38

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@ITOKAN







俺らがITOKANに着くと、



そこにはもう既に雨宮2人もいた。







ﾀﾞﾝ「PEARL…お前大丈夫か…？」



P「大丈夫そうに見えっかよ…」



全員「………」








お洒落もしていない、笑顔もない、



話す声に気力もないし、



完全に弱りきっているPEARLを見て



ここにいる全員が驚いていた。








広「で。」



ﾉﾎﾞﾙ「さっきコブラのスマホに

Aから電話がかかってきたんだ。」



雅「えッ、」



ﾉﾎﾞﾙ「すぐに切れたから

あの男が間違えてかけてきたんだと思う。」



P「………」



ﾉﾎﾞﾙ「こっちからかけ続けて

もし出てくれたら、逆探知で場所がわかる。」



B「あぁ、そっか、思いつかなかった。」



ﾀﾞﾝ「お前ハッキングはすごいけど頭は弱いんやな。」



B「うるせ！」



P「…てめぇがうるせぇよ、黙れ。」







オマケに超絶不機嫌。



これはあとであの男が見つかった時、厄介だ。







雅「それでもし電源が切られたら？」



ﾉﾎﾞﾙ「…そこは賭けだ。」



ﾔﾏﾄ「賭けって…」



ﾉﾎﾞﾙ「でもそれしか今は方法がないんだ。」



全員「………」







切られたら居場所特定は不可能。



探せる当てはない。






ﾉﾎﾞﾙ「それと、電話をかけるのは

PEARLだけにしよう。」



広「なんでだよ。」



ﾉﾎﾞﾙ「急に何人も電話かけたら

きっと怪しまれてすぐに電源は落とされる。」



全員「………」






危険な賭けだ。






ﾉﾎﾞﾙ「だから、PEARLだけが電話をかけて、

Aの声だけ聞かせてくれと頼むんだ。

余計なことは言っちゃダメだよ。

Aの安否が心配で電話をかけたと思わせるんだ。」



P「………」



ﾉﾎﾞﾙ「難しいかもしれないけど、

なるべく長く時間を稼いでくれ。

その間に特定する。」



P「…わかった。」



ﾉﾎﾞﾙ「それと、PEARLが電話に出ているあいだ、

PEARL以外絶対に誰も喋るな。

俺らが一緒にいるとわかれば

何をしでかすかわからない。」



全員「………」









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