第八夜 ページ8
「報告書です。」
「おう、ありがとよ。これが明日の任務だ。」
「ありがとうございます。」
渡された任務の内容が書かれた分厚い書類をパラパラとめくる。質問などがあればいつでも出来るように毎回その場でやっている。
ある一ページで素早く動かしていた目を止める。
「…この、三つ目の暗殺の任務…。」
「あ？ああ、ルッチと二人で任務だ。相当あっちも強いから、一番強え二人に頼むしかねぇんだよ。頼むぞ。」
「はい。」
最後まで書類を読み終わり、長官室から出る。
カリファとプッチに行ったのは5日前。最後に無表情男と寝たのは一週間前。遠征に行ってるらしく、いつも3日に一回は必ず声をかけられるのに、一週間近く会っていないことに違和感を感じる。
こっちとしても、ただでさえよく分からない無表情男がカリファと話したことで更に分からなくなったので、なんとなく顔を合わせたくは無い。
そもそもわざわざ私を抱く理由がわからない。彼より力が強いから気にくわないのかしら。
永遠とそんなことを考えながら部屋に戻った。
「あ〜、Aに会いたいのぅ。」
「あら、カクじゃない。Aといつのまに仲良くなったの？」
「お、カリファか。Aが来た次の日じゃよ。全く長官め！完全にAと会えない時間配分じゃ！」
ぷんすこしながらご飯をもぐもぐと食べるカク。カクの斜め向かいの席にお盆を持って座るカリファ。ここは食堂。もちろん人の目もあり、給仕から人気のあるカクに視線が集まる。
「Aが好きなの？」
「もちろん好きじゃ！」
「はぁ、そういうことじゃなくて…。」
「そういうことか。まだ分からんぞ。だってずっと合っていないんじゃからな！」
「ふふ、今部屋に居るわよ。」
「ほんとか？！」
嬉しそうに飛び上がるカク。急いでご飯を掻き込み、お盆を持つ。
「ありがとな、カリファ。」
「いえ…あ、待って。」
耳を貸せ、という動作をするカリファ。カクは目を丸くして顔を寄せる。
「…Aとルッチ、もう何回も寝てるんですってよ。」
「…なんじゃと？」
顔をしかめるカク。
「Aは誘われたら寝るらしいわよ。頑張りなさいねカク。」
無言のまま足早に去るカク。
残されたカリファはニヤリとしながら、今日は私は外に泊まろうかしら、と呟いた。
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あイカ - 優泡さんへ 私、七武海もCP9も好きなので、どっちも出してくれて有難うございます！夢主ちゃんは色んな人に気に入ってもらっていますねェ…では！ あイカより (2019年8月29日 0時) (
レス) id: 11ab2ddcaf (このIDを非表示/違反報告)
優泡 - かなさん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！更新頑張りますね。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 792f1e6fe7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - はじめまして優泡さん 小説すごく面白いですね(≧∀≦) 続き楽しみにしてます (2018年12月24日 8時) (レス) id: 69ebbce6f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優泡 | 作成日時：2018年12月6日 19時
