第四夜 ページ4
テーブルに分厚い報告書を置けば目を見開いて私の顔を見つめる長官。
「は、え、は？」
「任務は滞りなく完了いたしました。情報は全て報告書に書かれてます。」
「あ、ああ、ありがとう…じゃなくて早すぎだろ？！まだ任務行ってから3時間しか立ってねぇぞ！お前昨日来たばっかだろ？！」
「そうでしょうか…？元々隠密行動が得意なんでしょうかね。」
「そ、そうか。まあいい、今日の仕事は終わりだ。」
頭を軽く下げてからドアの方に向かう。私がドアノブを触る前にドアが勝手に開く。
「お、任務終わりじゃな？」
「…カクさんでしたよね？」
「そうじゃ。カクでいいんじゃぞ？」
「おっ、カクじゃねぇか。そうだ、お前この後任務だろ？」
「そうじゃ。」
「Aを連れてってやれ。予想以上に早く任務終わらせちまったからな。多分足手纏いにはならねぇから、六式見せてやれ。」
世界政府の旗を掲げる船。甲板から遠ざかる不夜島を無表情で見つめる。
「Aさんじゃったな。」
「ええ。さんなんて付けなくて大丈夫ですよ。」
「いんや、お主の方が歳上じゃからな。」
「そうなの？」
「ああ。ワシは17じゃ。」
「若いわね。」
「2歳差じゃろ？」
少しの沈黙が訪れる。それを破ったのはカクだった。
「見ただけで剃が出来るようになったって本当か？」
「ええ、まあね。でも剃だったからだと思うわ。私元々スピードがある方だったから青雉さんのを見てちょっと工夫したくらい。元は出来てたんだと思う。他のは少し時間がいるかもね。」
「すごいのぉ。ワシらは小さい頃から特訓して身につけたんじゃぞ？」
「子供の頃から出来たんでしょ？そっちだって凄いじゃない。」
「250人力美女には言われとうないのう。」
ぷっ、と吹き出す。
「ふふふっ、250人力、美女って、ふふふ。」
「なんじゃ？そんなので笑うんじゃな。」
「あら、意外？」
「ただの無感情の作り笑い美女だと思っておったら、2500道力に加えてこんな可愛らしく笑うんじゃからなぁ？」
「は、か、かわいっ？！」
「ウブな反応じゃな、可愛らしいのう。可愛いって言われるのには慣れておらんのか。」
「なんでカリファと同じこと言うのよ。」
「まぁいいじゃろ。」
「よくないわよ。」
「ちなみにカリファはなんて言ったんじゃ？」
「…無機質。」
「ブハッッッ！！」
「わ、笑うな！！！」
体を震わせて笑うカクの背中に拳をぶつける。勿論手加減はした。
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あイカ - 優泡さんへ 私、七武海もCP9も好きなので、どっちも出してくれて有難うございます！夢主ちゃんは色んな人に気に入ってもらっていますねェ…では！ あイカより (2019年8月29日 0時) (
レス) id: 11ab2ddcaf (このIDを非表示/違反報告)
優泡 - かなさん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！更新頑張りますね。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 792f1e6fe7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - はじめまして優泡さん 小説すごく面白いですね(≧∀≦) 続き楽しみにしてます (2018年12月24日 8時) (レス) id: 69ebbce6f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優泡 | 作成日時：2018年12月6日 19時
