第二十二夜 ページ22
シャワーに当たり、泡を流す。
「…カクがあの噂を聞いたのね？」
後ろから声を掛けてきたカリファ。
「どういうこと？」
「…何でもないわ。」
久しぶりにオフが重なり、せっかくだからと温泉に来ている。日中であまり混んでおらず、私とカリファで独占状態だ。
溜息をついて先に温泉に入って言ったカリファに首をかしげる。
すぐに、私も体を洗い終えて、湯に浸かる。
「ふぅ、体がほぐれるわね。」
「ええ、そうね。私初めて入るわ。」
「私もよ。あと、相談乗る代わりに服は全て私が選ぶわよ。」
「分かってるわ。」
「で？相談って？」
「ん、カクが私のこと好きだって。」
「は？！」
素っ頓狂な声を上げるカリファ。
「あのいつもの調子で言ったんじゃなくて？」
「あれは真剣だったわ。」
「本当に？」
「真剣かそうじゃないかぐらいは私でも分かるわよ。なんでそんな思いを抱くかは分からないけど。」
「…カクがねぇ。どう答えるつもりなの？」
「…分からないわ。」
遠くを見つめながら言えば、カリファが私の方を見る。
「…私、恋がわからないの。」
「…自然に笑えないのも何か関係あるの？」
「…長くなるけどいい？」
「…貴女が話してくれるのをずっと待ってたのよ。過去に何かあったのは分かってたんだから。」
「ふふ、参りました。」
口を開く。
私は愛を、情を、知らなかった。
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あイカ - 優泡さんへ 私、七武海もCP9も好きなので、どっちも出してくれて有難うございます！夢主ちゃんは色んな人に気に入ってもらっていますねェ…では！ あイカより (2019年8月29日 0時) (
レス) id: 11ab2ddcaf (このIDを非表示/違反報告)
優泡 - かなさん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！更新頑張りますね。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 792f1e6fe7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - はじめまして優泡さん 小説すごく面白いですね(≧∀≦) 続き楽しみにしてます (2018年12月24日 8時) (レス) id: 69ebbce6f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優泡 | 作成日時：2018年12月6日 19時
