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第十九夜 ページ19

「おう、お前もう復活したんだな。早いな。」
「ただのストレスだったので。ご迷惑をおかけしました。」
「カリファが倍やってたから仕事はなんとか回ったぜ。まあ、大将からの呼び出しじゃ仕方ねぇか。」
「すみません、ありがとうございます。」

倒れてから3日経った。長官室に報告書を出しに行ったら、どこか機嫌の良い長官が話しかけて来た。多分青雉あたりがなんか礼でもしたんだろう。
軽く頭を下げてから、長官室を出る。
歩きながら窓を見ればまだまだ外は明るいが、もう夜の11時である。階段をスタスタと降りていれば、誰かにぶつかる。気配を感じられなかったなんて、疲れてるな。

「わっ!…A!久しぶりじゃのう!」
「久しぶりね。」

なぜか嬉しそうに抱きしめてくるカク。彼も若干疲れてる感じだ。たしかずっと遠征だったはずだ。

「お、いかんいかん。これからまた仕事なんじゃ!また今度寝ような!」
「そんなストレートに言うものじゃないでしょう。」

呆れながらカクを見送った。



「本当にあんたウザいのよね。」

私を見下ろしながら気取った口調で言う女を冷たい目で見た。
私は多分虐められているのだろう。廊下を歩いていたら、七、八人の若い給仕の女子に突然囲まれた。そしてリーダー格らしい1人に蹴られ、私は尻餅をついる。

「…何?」
「何って…あはははっ、少し可愛いからって調子乗ってんのかしら?」

同意する周りの奴ら。溜息をつく。

「突然囲まれて、蹴られて。そうする理由が分からないわ。」
「馬鹿なの?そんなことも分からないの?」
「ええ。」

高笑いする給仕達。

「貴女達みたいなバカが考えてることなんて分かるわけないじゃない。」

顔を歪めた彼女達は一斉に私を蹴り始める。

「ごほっ、げほっ。」
「ハッ、無様な物ね。新人さん?」
「げほっ、だから、何に不満があるの。」

さらに醜く顔を顰めた、リーダー格の女が私の襟首を掴みながら言う。

「まだわからないのね。ルッチさんの事よ!」

ルッチ…ああ、ジャブラの言っていた過激派か、と呑気に思い出す。

「ああ、ルッチね…それが?」

頰を平手打ちされる。

「いい加減にしろ!ルッチさんに近づくなと言っているのよ!」
「なんで?貴女達が決めることなの?」
「だからあんたが邪魔なのよ!!」
「だから何によ?」

顔を真っ赤にして怒りをあらわにする給仕たち。

「私達とルッチさんとの仲によ!!」

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あイカ - 優泡さんへ            私、七武海もCP9も好きなので、どっちも出してくれて有難うございます!夢主ちゃんは色んな人に気に入ってもらっていますねェ…では!     あイカより (2019年8月29日 0時) (レス) id: 11ab2ddcaf (このIDを非表示/違反報告)
優泡 - かなさん» はじめまして!そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張りますね。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 792f1e6fe7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - はじめまして優泡さん 小説すごく面白いですね(≧∀≦) 続き楽しみにしてます (2018年12月24日 8時) (レス) id: 69ebbce6f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優泡 | 作成日時:2018年12月6日 19時

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